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飛蝗
ふりがな文庫
“飛蝗”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ばった
66.7%
ばつた
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばった
(逆引き)
丈
(
)
のびた雑草の緑にまじって、萩だの
女郎花
(
)
だの
桔梗
(
)
だのの、秋草の花が咲いている、
飛蝗
(
)
や
螽蟖
(
)
や
馬追
(
)
などが、花や葉を分けて飛び
刎
(
)
ねている。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
とたんに「や! この女は!」という色が文次の
表情
(
)
にゆらいだが、たちまち
追従
(
)
笑いとともに、文次は米つき
飛蝗
(
)
のように二、三度首を縮めておじぎをした。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
飛蝗(ばった)の例文をもっと
(4作品)
見る
ばつた
(逆引き)
子供は
飛蝗
(
)
のやうに水を藻掻いて深く沈んで浮き上るときんぎよのやうに口を開いてわあんと一声泣き、再び沈んで今度はいくら待つてゐても浮き上つて来なかつた。
白痴
(新字旧仮名)
/
北条民雄
(著)
それを見たヘンズレエ嬢は、毎日朝つぱらから
停車場
(
)
に詰めて、兵士を載せた汽車がプラツトフオームに着くと、
飛蝗
(
)
のやうに飛んで往つて、汽車の窓に
捉
(
)
まつた
儘
(
)
、誰彼の容捨なく
接吻
(
)
をする。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
飛蝗(ばつた)の例文をもっと
(2作品)
見る
“飛蝗”の意味
《名詞》
飛 蝗(ヒコウ)
(しばしば、「ばった」と訓ずる)ばった。
いなご。
バッタやイナゴの類が相変異して大量発生し、長距離を飛んで移動する現象。また、それによる農作物への被害。
(出典:Wiktionary)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
とばす, とぶ, ヒ
蝗
漢検1級
部首:⾍
15画
いなご, ばった, エイ, オウ, ギョウ, コウ, ヨウ
昆虫・虫の漢字
鼓豆虫
黄金虫
鳳蝶
髪切虫
馬陸
鉦叩
金亀子
轡虫
衣魚
蠶
蠍
蠅
蟻
蟷螂
蟋蟀
蟆子
螽蟖
螽斯
螽
螻蛄
...
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛退
飛翔
飛行
“飛蝗”のふりがなが多い著者
田中英光
林不忘
北条民雄
薄田泣菫
久生十蘭
国枝史郎