“螽”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いなご70.6%
ばった17.6%
5.9%
ばつた5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“螽”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
いなごの飛ぶよ、と光を放ちて、小路の月にひらめきたるやりの穂先霜を浴びて、柄長く一文字によこたえつつ、
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たのしみては「楽し」と詠み、腹立てては「腹立たし」と詠み、鳥けば「鳥啼く」と詠み、いなご飛べば「螽飛ぶ」と詠む。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
半瓦は、そういうと、逃げかけるちんばの襟がみをつまんで、ばったでも叩きつけるように、空地の方へほうり出した。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
キチキチキチ……と青いばったが信長の姿に飛び交う。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
注射――猛烈な毒物や、空気の静脈注射と言うことも考えられますが、全身の皮膚は剥いたゆで卵のように綺麗で、のみされたあとも見付かりません。
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
インバネスを着て、薄鼠色の中折を左の手に持ツて、ばつたの如くしやがんで居る男と、大分埃を吸ツた古洋服の釦は皆はづして、ひきの如く胡坐あぐらをかいた男とは、少し間を隔てて、共に海に向ツて居る。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)