漂泊ひょうはく
曇ツた日だ。 立待崎から汐首の岬まで、諸手を拡げて海を抱いた七里の砂浜には、荒々しい磯の香りが、何憚らず北国の強い空気に漲ツて居る。空一面に渋い顔を開いて、遙かに遙かに地球の表面を圧して居る灰色の雲の下には、圧せられてたまるものかと云はぬ許 …
作品に特徴的な語句
姿態ふり ぢぢい かづ 間断とぎ 動揺ゆるぎ あざ しまひ 一寸ちよい くも とう どあ いい ちま 眼窩めつぼ ゆつ 漸々やうやう 余程ようぽど 全然まるつきり 職業くち おもふ 少女こども 窃盗ぬすみ そつ 不可いけない かく さう こつ 食指ひとさし 死骸しにがら はづ 父親おやぢ きり 打付ぶつつ 矢張やつぱり 態度こなし たつた ちがひ しやが まつ 真実ほんたう もと 不可いかん 以前まへ こうべ 此方こつち はた 樹下した 普通あたりまへ 芸妓げいしや ばつた 凝然じつ ゆる 右手みぎ かう あつ 喧囂さけび すき 為方やりかた 潮騒しほざゐ すこし 明瞭はつきり たなごころ 扮装なり 悠然ゆつたり 表面おもて しわ 生得うまれつき 御母おつか つか 帰途かへり 小児せうに たけ 奈辺どこ 真紅まつか かさな 三杯みつつ また つん 北国ほくこく 場所ところ 不要いらん 陰翳くもり 先方むかう 何方どつち 顔立かほだて 可成なるべく 歩行あるき まろ けだ 昨夜ゆふべ 一列ひとつら 爺奴ぢぢいめ 先刻さつき 隠密こつそり 洋盃コツプ すず
題名が同じ作品
漂泊 (旧字旧仮名)石川啄木 (著)