“没”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
ぼっ32.9%
26.3%
ぼつ7.9%
7.9%
かく6.6%
なくな5.3%
なく2.6%
おわ1.3%
1.3%
うず1.3%
うづ1.3%
1.3%
しず1.3%
はま1.3%
みまか1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「見よ、見よ。凶雲して、明星出づ。白馬けて、黄塵す。——ここ数年を出でないうちじゃろう。青年よ、はや行け。おさらば」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は狐仙だよ。百年前、お前さんのお祖父さんに可愛がられてたが、お祖父さんがくなったので、私もとうとう身を隠してしまった。
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
百樹曰、唐土にも弘智たる事あり。唐の世の僧義存してのち函中、毎月其これをいだし爪髪たるを剪薙とす。
それ故蛇を殺すにはなるべく多くの細片に切りめばことごとく継ぎ合うに時が掛かる、その内に日がるから死んでしまうそうじゃ。
そうなると、その大頂上が、全く鼻翼れてしまって、そこと鼻筋の形とが、異様に引き合い対照を求めて来る。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
新吉お賤の逃去りましたのはより不義淫奔をしていて名主様がると、自分達は衣類や手廻りの小道具何ややを盗んでいなく成ったに相違ない。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
早くおなりになり、お母様も直ぐ死んでおしまいになったので、まだ小さい政子さんはたった一人ぼっちの可哀そうな子供になってしまいました。
いとこ同志 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「君子は世をるも」云々は『論語』衛霊公篇に君子を規定する他の四章と相並んでいる独立の章であって、『春秋』の述作と関係があるというごとき痕跡は全然ない。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
あの颺々として芸術三昧に飛揚してせた親友の、音楽が済み去ったあとで余情だけは残るもののその木地は実は空間であると同じような妙味のある片付き方で終った。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ただただをもってはよく穿らんことを思い、を持ってはよく削らんことを思う心のさは金にも銀にもえがたきを、わずかに残す便宜もなくていたずらに北邙の土に
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
を持つては好く削らんことを思ふ心の尊さは金にも銀にもへ難きを、僅に残す便宜も無くて徒らに北邙の土にめ、冥途と齎し去らしめんこと思へば憫然至極なり、良馬を得ざるの悲み
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
手触れ得ず十字燐光、 大盗は礼してゆる。
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
普通に『前漢書』列伝李広善く射る、出猟し草中の石を見て虎と思い射て石にて矢をいむ、見れば石なり。
野辺へ出てあちらへ走りこちらへ走り、時には水の中にり込んで濡れ鼠になったその着物を脱いで乾かし、自分は裸体で走って居る子供を折々見るです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
はしや花瀬は、夫の行衛追ひ駆けて、より急ぐ死出の山、その日の夕暮にりしかば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)