“日没”のいろいろな読み方と例文
旧字:日沒
読み方割合
ひぐれ57.1%
ひのいり28.6%
にちぼつ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折柄恰度ちょうど日没ひぐれ時で、沙漠に沈む初夏の陽の紅い光に輝らされて、カッと明るい街の中を、人種の異ったそれらの人が忙がしそうに歩いている。
木乃伊の耳飾 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
君たちはあの快艇ギッグに乗って、何人でも好きなだけ午後中上陸してもよろしい。日没ひのいりの半時間前に砲をって知らせる。
そして日没にちぼつから、伊那丸の陣地を見わたしていると、小勢こぜいながら、守ること林のごとく、攻むること疾風しっぷうのようだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)