“撃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
63.9%
うち12.2%
げき8.2%
6.8%
うた4.1%
はた2.0%
うっ0.7%
0.7%
0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、屋根千人のまはりの土手千人といふ手分けして、からりて人々退けるはずであります。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
酉陽雑俎に、狐髑髏北斗し尾をて火を出すといへり。かの国はともあれ我がまさしく見しはしからず、そはにいふべし。
と、けよりざま、雷喝、闇からうなりをよんだ一鉄杖が、ブーンと釣瓶もろとも、影武者のひとりをただ一にはね飛ばした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石火矢をちこんでも、みぐるしい狼狽えはしそうもない緊張が見える。鉄の塀が徐々と船に添って行くようにも見えるのである。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石にてれ、鋸にてひかれ、火にてれ、刃にて殺され、棉羊と山羊の皮を衣て経あるき、窮乏して難苦しめり、世は彼等を置くに堪えず
真顔作れる母は火鉢煙管けば、他行持されてみし雁首はほつくり脱けて灰の中に舞込みぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
薩摩の方は英吉利の軍艦をて二人の将官まで殺したけれどもその船を如何することも出来ない、又軍艦の方でも陸を焼払うて随分荒したことは荒したけれども上陸することは出来ない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
天皇既に吾を死ねと思ほせか、何ぞ、西の方のぶるどもをりに遣して、返りまゐ上り來し幾時もあらねば、軍衆をも賜はずて、今更に東の方の十二道の惡ぶる人どもをけに遣す。
すると伊藤公がられたというんでしょう、さあ大変、みんな滅茶苦茶に飛び出して行って、わいわいごった返しです。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)