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鉄杖
ふりがな文庫
“鉄杖”の読み方と例文
旧字:
鐵杖
読み方
割合
てつじょう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てつじょう
(逆引き)
役人の一人は
鉄杖
(
てつじょう
)
を持ち直して、
脚下
(
あしもと
)
に転がった
人俵
(
ひとだわら
)
の一つの
胴中
(
どうなか
)
をびしゃりとやった。その人俵からは老人の
白髪
(
しらが
)
頭が出ていた。
切支丹転び
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
とじれて、
鉄杖
(
てつじょう
)
を抜けば、
白銀
(
しろがね
)
の色、月に輝き、一同は、はッと
退
(
の
)
く。姫、するすると寄り、
颯
(
さっ
)
と石段を
駈上
(
かけのぼ
)
り、柱に
縋
(
すが
)
って
屹
(
きっ
)
と鐘を——
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、
駈
(
か
)
けよりざま、
雷喝
(
らいかつ
)
一
声
(
せい
)
、闇からうなりをよんだ一
条
(
じょう
)
の
鉄杖
(
てつじょう
)
が、ブーンと釣瓶もろとも、影武者のひとりをただ一
撃
(
げき
)
にはね飛ばした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鉄杖(てつじょう)の例文をもっと
(8作品)
見る
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
杖
漢検準1級
部首:⽊
7画
“鉄”で始まる語句
鉄
鉄瓶
鉄漿
鉄槌
鉄砲
鉄棒
鉄扉
鉄格子
鉄鎚
鉄柵
“鉄杖”のふりがなが多い著者
吉川英治
佐々木味津三
国枝史郎
泉鏡花
田中貢太郎