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颯
ふりがな文庫
“颯”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さっ
60.6%
さつ
23.2%
さ
13.6%
ざあ
0.8%
さあ
0.6%
さッ
0.6%
さツ
0.3%
サツ
0.3%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっ
(逆引き)
と、息切れのする
瞼
(
まぶた
)
が
颯
(
さっ
)
と、気を込めた手に力が入つて、鸚鵡の胸を
圧
(
お
)
したと思ふ、
嘴
(
くちばし
)
を
踠
(
もが
)
いて
開
(
あ
)
けて、カツキと
噛
(
か
)
んだ小指の
一節
(
ひとふし
)
。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
颯(さっ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
さつ
(逆引き)
こまかき
雨
(
あめ
)
ははら/\と
音
(
おと
)
して
草村
(
くさむら
)
がくれ
鳴
(
なく
)
こほろぎのふしをも
乱
(
みだ
)
さず、
風
(
かぜ
)
一
(
ひと
)
しきり
颯
(
さつ
)
と
降
(
ふり
)
くるは
彼
(
か
)
の
葉
(
は
)
にばかり
懸
(
かゝ
)
るかといたまし。
雨の夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
颯(さつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
さ
(逆引き)
颯
(
さ
)
っと短いマントに短剣を吊って、素早く胡瓜売りの手車の出ている角を曲ったのは、舞踊で世界的名声のあるカザークの若者だ。
五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
颯(さ)の例文をもっと
(48作品)
見る
▼ すべて表示
ざあ
(逆引き)
荒海の
磯端
(
いそばた
)
で、肩を合わせて一息した時、息苦しいほど蒸暑いのに、
颯
(
ざあ
)
と風の通る音がして、思わず脊筋も
悚然
(
ぞっ
)
とした。
絵本の春
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
颯(ざあ)の例文をもっと
(3作品)
見る
さあ
(逆引き)
雨戸を少しあけて見たら、月は生憎雲をかぶつて、
朦朧
(
まうろう
)
とした谷底を石狩川が唯
颯
(
さあ
)
、
颯
(
さあ
)
と鳴つて居る。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
颯(さあ)の例文をもっと
(2作品)
見る
さッ
(逆引き)
という声と共に、部屋の障子が
颯
(
さッ
)
と
開
(
あ
)
いて、雪江さんが
面
(
かお
)
だけ出して
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
颯(さッ)の例文をもっと
(2作品)
見る
さツ
(逆引き)
心持
(
こゝろもち
)
余程
(
よほど
)
の
大蛇
(
だいじや
)
と
思
(
おも
)
つた、三
尺
(
じやく
)
、四
尺
(
しやく
)
、五
尺
(
しやく
)
、四
方
(
はう
)
、一
丈
(
ぢやう
)
余
(
よ
)
、
段々
(
だん/″\
)
と
草
(
くさ
)
の
動
(
うご
)
くのが
広
(
ひろ
)
がつて、
傍
(
かたへ
)
の
谷
(
たに
)
へ一
文字
(
もんじ
)
に
颯
(
さツ
)
と
靡
(
なび
)
いた、
果
(
はて
)
は
峯
(
みね
)
も
山
(
やま
)
も一
斉
(
せい
)
に
揺
(
ゆる
)
いだ
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
颯(さツ)の例文をもっと
(1作品)
見る
サツ
(逆引き)
即チ、ワレ等六名、天ニ代ッテ、
懲罰
(
チョウバツ
)
ヲ下シ、以テ
侫吏
(
ネイリ
)
ノ
肝胆
(
カンタン
)
ニ一
颯
(
サツ
)
ノ
腥風
(
セイフウ
)
ヲ与エントスル者ナリ。モシ
盟
(
メイ
)
ヲ破リ、異端ヲ抱ク者アラバ、ソレ天ノ
冥罰
(
ミョウバツ
)
ヲ受クルモ恨ミナキコトヲ天地ニ誓ウ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
颯(サツ)の例文をもっと
(1作品)
見る
颯
漢検1級
部首:⾵
14画
“颯”を含む語句
颯々
颯爽
颯然
一颯
英姿颯爽
颯急
松籟颯々
爽々颯々
青嵐颯々
颯々淙々
颯々爽々
颯光
颯地
颯爽味
颯秣建
颯血
“颯”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎
中里介山
吉川英治
国枝史郎
石川啄木
夏目漱石
山本周五郎
夢野久作
太宰治