“大蛇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おろち51.6%
だいじゃ33.1%
をろち4.8%
だいじや4.8%
うわばみ2.4%
だいぢや1.6%
おおへび0.8%
おほぢや0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「疑いぶかいなあ。いないっていってるのに。——ぼやぼやしてると、虎か大蛇おろち餌食えじきにされちまうぜ。はやくお帰りよ、おじさん」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ろうをぬったひげだるまの目は、むこうのすみでぴかぴか光っているし、すさのおのみことは刀をいて八頭の大蛇だいじゃを切っていました。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
すると間もなく彼の周囲が、次第にうす明くなるにつれて、その星のやうな光物が、殆ど馬さへ呑みさうな、凄じい大蛇をろちの眼に変つた。
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
大蛇だいじやなどが出て来て頭の禿げた猟人かりうどむところをやると、児童らは大ごゑをあげて、アア! などといふのでひどく愉快である。
イーサル川 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
突然いきなり大蛇うわばみ天頭あたまでもあらわれるかと思うと、そうじゃアありません。これを預けたさに、と小さな声で謂いましたね。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其外、向ふ島の花はもう駄目になつた、横浜にある外国船の船底ふなぞこ大蛇だいぢやつてあつた、だれが鉄道でかれた、ぢやないかと云ふ。みんな新聞に出た事ばかりである。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ところへ、はるか虚空こくうから大鳶おほとび一羽いちわ、矢のやうにおろいて来て、すかりと大蛇おおへび引抓ひきつかんで飛ばうとすると、這奴しゃつ地所持じしょもち一廉いっかどのぬしと見えて、やゝ、其の手ははぬ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
出様来でやうきやものや、伊祖いぞ大主おほぬし御万人おまんちようち頭取かしらどりちゆる者どやゆる、お万人のまぢりだに聞留ききとめれ、ムルチてる池に大蛇おほぢやとて、かぜらぬ、あめらぬ、屋蔵やぐらふきくづち、はる物作もづくり
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)