“香具師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やし94.4%
こうぐし4.5%
かうぐし1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
香具師やしの親方の「釜無の文」は、手下の銅助を向うに廻し、いい気持に喋舌しゃべっていた。傍に檻が置いてあり、中に大鼬が眠っていた。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
どんなにわたくしが説きましても、皆様方にはわかりますまい。解っているのは日本で数人、信長公にこの妾に、香具師こうぐしの頭に弁才坊、そんなものでございましょう。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すむ魚沼郡うおぬまこほりうち浦佐うらさ宿のざい大倉村の樵夫きこり八海山に入りし時、いかにしてか白き児熊こくまいけどり、世にめづらしとてかひおきしに香具師かうぐし(江戸にいふ見世もの師の古風なるもの)これを買もとめ