“珍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めずら44.9%
めづ18.0%
めづら11.8%
めず11.8%
ちん6.3%
うづ1.5%
めづらし1.1%
1.1%
0.7%
めずらし0.7%
うず0.4%
ため0.4%
0.4%
マラ0.4%
マレ0.4%
メグ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もう、半月もたちゃ、すいかだってしくはない。いまならってもれるだろう。」と、主人は、つけくわえていいました。
初夏の不思議 (新字新仮名) / 小川未明(著)
がさ、らしうもないが、白痴殿背後つて手持不沙汰ぢやからいてかうとする椽側へひらりと
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ものゝ非常鋭敏で、などにれるものをることの出來しい文學者であつたことをせてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
また前にいえるごとく、大臣と小姓組との身分はなるがごとくなれども、小姓組が立身して用人となりし例はらしからず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
彼は昼眩き新調の三枚襲を着飾りてその最もと為る里昂製の白の透織絹領巻右手引摳ひ、左に宮の酌を受けながら
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
山門はもうまし耶馬台、いにしへの卑弥乎が国、水清く、野の広らを、稲に酒をして、菜はに油しぼりて、ふや潟の貢と、の貝・ま珠・照る。見さくるやが眉に、霞引く女山・清水。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たる菓子をかの三人の娘にもとらせければ、三人かけて箕居のなかへふみ入れがりてくわしをふ。
裳の襞を作るのにを持つた女などが、何でもないことで、とりわけ重寶がられた。袖の先につける鰭袖を美しく爲立てゝ、其に、珍しい縫ひとりをする女なども居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
えぬりあればにや今日づらしくなきて餘波ばのあたらしく
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
... 妻が必ず彼れに吹込み此罪をせたのです」と女の口にはきほど道理を推して述べ来る、其言葉に順序も有り転末も有り、目科も是に感心せしか「成るほど」とて嘆息せり
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
午睡する人達もあわててとびき、への大騒ぎをじたのも道理、その来客すのは、あろう、皇子
りてして嫡妻とす。ここにその孃子、常に種種のを設けて、恆にそのに食はしめき。
を作るのにを持った女などが、何でもないことで、とりわけ重宝がられた。の先につける鰭袖を美しく為立てて、其に、珍しい縫いとりをする女なども居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
くすり師は常のもあれど、人ののくすり師 たふとかりけり。しかりけり(佛足石の歌)
週期的に、この国を訪づれることによつて、この世の春を廻らし、更に天地のに還す異人、又は其来ることなるが故に、まれびとと言はれたものである。
くすり師は常のもあれど、人ののくすり師 たふとかりけり。しかりけり(佛足石の歌)