“新”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あらた38.9%
あたら32.5%
あら9.6%
あた6.4%
しん5.7%
にひ1.4%
1.1%
あたらし0.9%
さら0.9%
ニヒ0.9%
(他:7)1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“新”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション22.1%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本19.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)11.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
これを浮世絵に見れば鳥居派のほかあらたに奥村一派の幽婉ゆうえんなる画風と漆絵の華美なる彩色さいしき現はれぬ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一度ひとたび梟身けうしんを尽して、又あらたに梟身を得、つまびらかに諸の患難をかうむりて、又尽くることなし。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
その頃雜誌ざつし青鞜せいたう」はうまれ、あたらしい女といふことが大分だいぶやかましくなつてまゐりました。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
鯱鉾しゃちほこだちをしたってわかるこッちゃァあるめえて。——ふふふ。もうひとつかみ、あたらしいこいつをいれ
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
ほかの病気びょうきいぬは、おりなかから、くびをかしげて、あらたにきた患者かんじゃをながめていました。
おじいさんの家 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そしてあらたにつもったゆきうえまったつかれたよこたえたのでした。
大自然だいしぜんの、悠然いうぜんとして、つちみづあたらしくきよ目覺めざむるにたいして
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
江戸えどからあたらしく町奉行まちぶぎやうとして來任らいにんしてから丁度ちやうど五ヶげつるもの
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「だめだな、しんちゃんは、そんなのてなくてどうするのだい。ぼくなら、きっと、たたきころしてやったのに。」
はととりんご (新字新仮名) / 小川未明(著)
「かわいらしいね。」と、しんちゃんや、としちゃんが、ねこのまえにしゃがんで、あたまをなでてやりました。
僕たちは愛するけれど (新字新仮名) / 小川未明(著)
朝光あさかげに牝牛曳き出だししぼる乳の雑草あらくさをうつにひほとばしり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
神津かうづ島、式根しきね島、にひ島が間を置いてつらなつてゐる。
南方 (旧字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
他から思いも寄らない糸口を与えられると、自分の既成の限界をはみだして予測し得ざる活動を起しらたな自我を発見し加えることができ易いからだ。
オモチャ箱 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
単に文字に限定して——らたに文字の
文字と速力と文学 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
文学士と肩書の名刺と共に、あたらしいだけに美しい若々しいひげ押揉おしもんだ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
背文字の金の燦爛さんらんたる、あたらし洋書ブックの中ほどを開けて読む、天窓あたまの、てらてら光るのは、当女学校の教頭、倫理と英文学受持…の学士
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのせゐで、不折氏の門札はいつもさらだ。そしてその六朝文字が初めから段々とちがつて来てゐる。
「会社へ勤めるのにさらの洋服を拵えにゃならん云うて来とるんじゃ。」為吉は不服そうだった。
老夫婦 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
信州下伊那の奥、ニヒ野の伊豆権現の雪祭りに、早川さんと二人で、採訪旅行をしたことであつた。
雪まつりの面 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
……フル草に ニヒ草まじり 生ひば 生ふるかに——だな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
くすり師は常のもあれど、マラ人のイマのくすり師 たふとかりけり。メグしかりけり(佛足石の歌)
妙呪者クスリシは、常のもあれど、まらひとのイマのくすりし……(仏足石の歌)
たちまちきく弾琴響だんきんのひびき垂楊すいよう惹恨うらみをひいてあらたなり
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
併し大和邊りで新漢いまきのあやとか何とかいふことがありまして、いまきといふのは或る氏が今外國から新らしく來た、今來た所の種族が居つたので、それで「いまき」の何某といつたので、元來は今來とも書て、今木といふのは地名でないと思ひます。
近畿地方に於ける神社 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
「お前の家の裏の畑で、紙鳶を一緒にあげたらう。お前のたらの大きい紙鳶を。そして逃がしてしまつたぢやないか。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
さらはサラの語感を早くから持つてゐた様に、元に還すのであると言ふよりも、寿詞の初め其時になるのである。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
株を売った真の徳川御家人の一人は、先見のめいをほこって、小金貸こがねかしでもはじめたであろうが、みじめなのは、ニュー湯川金左衛門邦純であった。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)