“梅林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばいりん64.3%
うめばやし35.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どの茶屋も軒には新しい花暖簾はなのれんをかけて、さるやとか菊岡きくおかとか梅林ばいりんとかいう家号を筆太ふでぶとにしるした提灯がかけつらねてある。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
広々ひろびろとしたはらっぱには、一かく屋敷跡やしきあとのようなところがあって、青々あおあおとした梅林ばいりんには、がたくさんっていました。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
あちらには、梅林うめばやしがあるし、木立こだちもたくさんしげっていますから、どこからかうぐいすがんできていているのでないかとも、おもわれました。
鳥鳴く朝のちい子ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
と小兼はお蘭を連れてみちを聞き/\竹ヶ崎の山へ来て見ると、芝を積んで枳殻きこくを植え、大きな丸太を二本立て、表門があり、梅林うめばやしが有りまして