“枳殻”のいろいろな読み方と例文
旧字:枳殼
読み方(ふりがな)割合
からたち74.1%
きこく14.8%
からたちばな7.4%
カラタチバナ3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“枳殻”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学4.3%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
社会科学 > 社会 > 社会学3.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
結ひめぐらしたる生垣の穴より、入らんとすれば生憎あやにくに、枳殻からたちの針腹を指すを、かろうじてくぐりつ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
ここから運河が山に入るまでの両側は、枳殻からたちが連つてゐるので、秋になると、黄色な実が匂を強く放つて私たちを喜ばせた。
琵琶湖 (新字旧仮名) / 横光利一(著)
なお枳殻きこく御殿も見たければ案内しようといわれたが、私は正午に大阪行の汽車に乗らねばならないから、厚意を謝して直に退出した。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
拝啓 京都へ参候。所々をぶらつき候。枳殻きこく邸とか申すものを見度候。句仏へ御紹介を願われまじくや。頓首。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
家持は、門と門との間に、細かい柵をし囲らし、目隠しに枳殻からたちばなの藪を作つた家の外構への一個処に、まだ石城しきが可なり広く、人丈にあまる程に築いてあるそばに、近寄つて行つた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
家持は、門と門との間に、細かいさくをしめぐらし、目隠しに枳殻からたちばな叢生やぶを作った家の外構えの一個処に、まだ石城しきが可なり広く、人丈にあまる程に築いてあるそばに、近寄って行った。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
家持は、門と門との間に、細かい柵をし囲らし、目隠しに枳殻カラタチバナ叢生ヤフを作つた家の外構への一個処に、まだ石城シキが可なり広く、人丈ヒトタケにあまる程に築いてあるそばに、近寄つて行つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)