“鳶尾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちはつ75.0%
とんび12.5%
エンビ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳶尾いちはつなどの青々と繁っている茅葺の家、そことなく洩れ来るの音に交って、うら若い女の歌う声、路のへに飛び交うつばめの群。
秩父の渓谷美 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
百姓家は恐ろしく大きな草きの屋根を持っていて、その脊梁には鳶尾とんびに似た葉の植物が生えている。時々我々はお寺か社を見た。
イチハツとは鳶尾エンビで、鳶尾とは紫羅襴シラランで、紫羅襴とは紫蝴蝶シコチョウで、紫蝴蝶とは扁竹ヘンチクで、扁竹とは Iris tectorum Maxim. で、それはアヤメ科の一花草で、中国の原産で
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)