“黄葉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
もみぢ30.2%
こうよう18.6%
もみぢば11.6%
きば9.3%
もみじ9.3%
モミヂ7.0%
もみ4.7%
きは2.3%
くわうえう2.3%
もみぢばの2.3%
(他:1)2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“黄葉”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 詩歌2.0%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
秋山あきやま黄葉もみぢしげまどはせるいももとめむ山道やまぢ知らずも 〔巻二・二〇八〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
秋山あきやま黄葉もみぢしげまどはせるいもを求めむ山路やまぢ知らずも
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
銀杏は黄葉こうようの頃神社仏閣の粉壁朱欄ふんぺきしゅらんと相対して眺むる時、最も日本らしい山水をす。
それをいろどる黄葉こうようの濃淡がまたあざやかな陰影の等差を彼の眸中ぼうちゅうに送り込んだ。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あしひきのやま黄葉もみぢば今夜こよひもかうかびゆくらむ山川やまがはに 〔巻八・一五八七〕 大伴書持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
なほ、巻九の紀伊国にて作歌四首の中、(一七九六)には『黄葉もみぢばの過ぎにし子等と携はり遊びし磯を見れば悲裳カナシモ』。
『さびし』の伝統 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
その向う側の山へのぼる所は層々とかば黄葉きばが段々に重なり合って、濃淡の坂が幾階となく出来ている。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
わが故郷ふるさとは、赤楊はんのき黄葉きばひるがへる田中路たなかみち
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
穂積皇子ほづみのみこの御歌二首中の一つで、一首の意は、今日の朝に雁の声を聞いた、もう春日山は黄葉もみじしたであろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そこで若し榛原は萩原で、其頃萩の花が既に過ぎてしまったとすると、萩の花でなくて萩の黄葉もみじであるのかも知れない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
冬は春になり、夏山と繁つた春日山も、既に黄葉モミヂして、其がもう散りはじめた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
冬は春になり、夏山と繁つた春日山も、既に黄葉モミヂして、其がもう散りはじめた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
落葉松からまつもしみみ黄葉もみでぬたちのまことすぐなるほそき葉の神
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この歌の近くに、「春まけてかく帰るとも秋風に黄葉もみづる山をざらめや」(巻十九・四一四五)、「夜くだちに寝覚めて居れば河瀬かはせこころもしぬに鳴く千鳥かも」(同・四一四六)という歌があり、共に家持の歌であるが、やはり同様の感傷の細みが出来て来ている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ひら/\と黄葉きはがちる、
秋の小曲 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)
今ごろは丹塗にぬりの堂の前にも明るい銀杏いてふ黄葉くわうえうの中に、不相変あひかはらずはとが何十羽も大まはりに輪をゑがいてゐることであらう。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
真草苅まくさかる 荒野二者雖有あらぬにはあれど 黄葉もみぢばの 過去君之すぎにしきみが 形見跡曾来師かたみとぞこし
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
もち山若やまわかかへるでの黄葉もみづまでもとどかふ 〔巻十四・三四九四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)