“思”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おも62.7%
おもい12.3%
おぼ11.7%
おもひ6.4%
3.0%
おもふ0.5%
おもわ0.5%
0.4%
オモ0.4%
おめ0.3%
(他:16)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“思”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)70.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語11.2%
文学 > 日本文学 > 詩歌8.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
つたかづらおもふがまゝに這纏はひまとふたもん年中ねんぢゆうあけぱなしでとぢたことなく
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
なにがつて、もうすこうちのことや子供こどものことをかんがへてくだすつたつていいとおもふわ」
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
旗男は、思いがけなく親友のお父さんに会って、それこそ地獄で仏さまに会ったおもいだった。鉄造は横に座席をあけてくれた。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
お杉大明神様と震えつく相談とおもいの外、お若は空吹く風のよう、耳にもかけない風情で、恍惚うっとりして眠そうである。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あれからのち、お便り一つ致しませずに姿をかくしました失礼のほど、どんなにかおぼし召しておいでになりますでしょう。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
もし生の言が誤れりとおぼさば、いはゆる歌よみの中よりただの一人にても、俳句を解する人を御指名可被下くださるべく候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
瀬田の様子をぢつと見てゐたが、おもひほかこばまうともせずに、囲炉裏ゐろりそばに寄つて休めと云つた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
僕は学校の卒業証書と云つても好ささうな立派な大きい為替用紙をおもひ出して日本人の無用な贅沢ぜいたくに呆れる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この時の歌に、「玉藻苅る辛荷の島に島回しまみするにしもあれや家はざらむ」(巻六・九四三)というのがある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
すべもなくくるしくあればはしななとへど児等こらさやりぬ 〔巻五・八九九〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あいも、こひも、憧憬あこがれも、ふつゝかに、たゞおもふとのみ、しぼつてつた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もう彼是十二時にも近いし、それに今朝父親おやぢさう言ツてましたから、先刻さつき話した校長の所へ、これから廻ツて見ようかとおもふんです。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
(奪い取り合ううち、松明はぱったり地に落ちる。舞台は薄闇。二人はおもわず寄り添う。源右衛門の家よりしょうの音。)
取返し物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
高柳君は何となくきまりがわるかった。道也の輝やく眼が自分の方にそそいでいるようにおもわれる。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あんな大した腕持つてる律義りちぎな職人でせエ此の始末だ、さうかともや、悪い泥棒見たいな奴が立身して、めかけ置いて車で通つて居る、神も仏もあつたもんぢやねエ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
晩餐を果てて、三人燈下に物語りつゝあり、「何だか、阿母おつかさん、先生が御不在ともや、其処そこいらが寂しいのねエ」と、お花は、篠田の書斎のかたかへりみつゝ、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
一読イチドク、ムセビイテ、三嘆サンタン、ワガクダラナクキタナカベアタマチツケタキオモイ、アア
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
姫の咎は、姫がアガナふ。此寺、此二上山の下に居て、身のツグナひ、心の償ひした、と姫が得心するまでは、還るものとはオモやるな。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
太「なに用はなえだからみな送りえとおめえまして、名残い惜いがさみい時分だから大事にしてねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しの「まア何うして此処こけへ来た、誠におめえがけねえことで、わしも会いてえ/\とわれがの事べえ思ってたアだが、若旦那さまやお嬢さまは何うしたアだ」
欺て河豚を喰わせるれから又一度やっあとで怖いとおもったのは人をだまして河豚ふぐわせた事だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
水戸の御隠居様、水戸の老公と尊称して、天下一の人物のように話して居たから、私も左様そうおもって居ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その当否はいざ知らずとして、この書を読む人の参考に多少なりはすまいかとおもつて序文とした。
『煤煙』の序 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
これは私が自分で玉蜀黍たうもろこしを蒔いてよく出来たから見にきてと此間いつてやつたからのことで、私の大中好だいなかよしの人たち故、日和下駄ひよりげた一件は一寸ちよつと忘れてしまひ、其晩まくらについてからもいろ/\あしたの楽しみのことをおもつて、夢にまで見る位でした。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
その雲居くもゐもひはるけし。
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その雲居くもゐもひはるけし。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
嫁入よめいりすれば如何どうあってもロミオへく、にくいとふあのロミオへ、パリスどのへくよりは。
東大寺は常在不滅じやうざいふめつ実報寂光じつぱうじやくくわうの生身の御仏とおぼしめしなずらへて、聖武皇帝
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
山水もはた昔時に異なりて、豪族の擅横せんわうをつらにくしともおもはずうなじを垂るゝは、流石さすがに名山大川の威霊もなかば死せしやとおぼえて面白からず。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
婦負めひすすきおしゆき宿やど今日けふかなしくおもほイはゆ 〔巻十七・四〇一六〕 高市黒人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「凡百ノ技、こうニ始マリ、拙ニ終ル、ニ出デテ不思ふしニ入ル、故ニ巧思極マル時ハすなはチ神妙ナリ。神妙ナル時ハ則チ自然ナリ。自然ナルモノハ巧思ヲ以テ得ベカラズ、歳月ヲ以テ到ルベカラズ……」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこより幸でまして、能煩野のぼの一三に到ります時に、國しのはして歌よみしたまひしく、
ありやあそれ、れがにやえゝんだよ、隨分ずゐぶんつれつたから、おふくろことあねえこたねえが、悉皆みんな揶揄からけえ/\したからそんでさうだこといふやうんつたんだな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「うむ、はたきふかくなくつちや收穫んねえものよそら、らあさかりころにや此間こねえだのやうにあさうなあもんだたあねえのがんだから、現在いまぢやはあ、悉皆みんな利口りこうんなつてつかららがにやわかんねえが」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
やがて彼女は急ぎ足に歩んで行つた、赤良顔も窓から猶見送つてゐる、彼女はふりむいて点頭をじぎをした、われもをもはずつて彼女を見送つて居た、
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
うす暗ひランプの光…………彼女のすゝり泣く声………………何と云ふ薄命あはれな女であるかとわれをもはず溜息ためいきをついた、やがて汽車はとまつた、
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
射発イキらむと心はへど、射捕らむと心は思へど 本べは君を思ひ出 末べは妹を思ひ出、いらなけくそこに思ひ出、かなしけくこゝに思ひ出、いきらずぞ来る。
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だから、此「モイ」も逆語序である。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
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