夜汽車よぎしゃ
「それで貴女とう/\離婚れてしまいましたので……丁度、昨年の春の事で御座いました」 「まーとう/\。ほんまに憎らしいのは其女の奴どすえなー、妾なら死んでも其家を動いてやりや致やしませんで、」 あんまり今の女の声が高かつたので、思はずわれも其 …
作品に特徴的な語句
をも まいつ 饒舌しや 点頭をじぎ 大方をゝかた 一層ひときは 彼女かのをんな うま あま 御子をこ がほ 馴染なぢみ 御行おゆき をこ とま 薄命ふうん 不運ぶうん 何程なんぼ 其女そのあま をんな 当座とをざ 御子おこ 薄命あはれ いつ 何事なに 厄介やつかい 呼声よびごへ 心残こゝろのこり おり せい 継子まゝこ こと 一寸ちよつと 一更いつこう なん さき とこ たゝ あゝ よる わたし 後毛をくれげ ほう なほ きこ 薄紅うすべに しるし はな かた 透通すきとほ 離婚わか ふう 不絶しじゆう 京訛きやうなまり 今朝けさ 何処どこ にい 合憎あいにく 土産みやげ 大分だいぶ やつ めい うち 対手あいて たず かえ 後毛おくれげ 従妹いとこ 御好おすき 御座ござ 心気しんき 心配しんぱい しの わる ふる われ 我家わがや 有難ありがた しず 溜息ためいき はげ 煙管きせる 煙草たばこ なが わたし ほど
題名が同じ作品
夜汽車 (新字新仮名)牧逸馬 (著)