“言”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
20.4%
ごと19.3%
こと18.6%
ことば15.4%
げん7.0%
ごん5.3%
ものい1.7%
いい1.2%
コト1.1%
いひ1.0%
(他:86)9.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“言”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語17.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)12.2%
文学 > 日本文学 > 詩歌6.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それがために、いとゞつたなくちの、せんひとつも、なんにも、ものがはれなかつたのであります。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
まへさんはなにか(人相見にんさうみ)に、水難すゐなんさうがあるとでもはれたことがありますかい。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
なあに起きりゃなおると、省作は自分で自分をしかるようにひとりごといって、大いに奮発して起きようとするが起きられない。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
ぼくのたこによくているけれどなあ。」とひとごとをいうばかりで、どうすることもできなかったのでした。
西洋だこと六角だこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
渋江保さんのことに従へば、清川〓に二子があつて、兄を玄策徴げんさくちようと云ひ、弟を安策孫あんさくそんと云つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
自分じぶんのは合憎あいにうまことをトン/\拍子びやうしふやうな對手あひてでないから
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
お島は、最近の養家の人達の、自分に対するその時々の素振やことばに、それと思い当ることばかり、憶出おもいだせて来た。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「そんな事は、おゆうさんにでも聞いておもらいなさい」お島は憎さげにことばを返したまま、またくるりと後向になった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
まこと兵曹へいそうげんごと日本海軍につぽんかいぐんため慶賀けいがすべきことである。
そこで、この奇妙な男が伯爵のげんをいかほど理解したとしても、とにかく次の二つの訓言くんごんだけは絶対に理解した。
勘次かんじただちからきはめて蕎麥そばからつてつひに一ごんかなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
マーキュ ただ一ごんでござるか? なにかおへなさい。一ごんけんげきとしたら如何どうぢゃ?
彼はものいいとまだに無くてにはか歿みまかりけれども、その前常に口にせしところは明かに彼の遺言なるべきのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
なかいづれがものいふ? 中気病ちゆうきやみのやうなけた、した不足たらずで、
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「へい、……、」ちと変ったいいぐさをこの時はじめて気にしたらしく、杉というのは、そのままじっとして手を控えた。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おお厭だ」お島は思出してもぞっとするような声を出した。「そんな古いことはいいっこなし。あなたは余程よっぽど人が悪くなったよ」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
だから、のりとごとはのりとなる語の原形で、とにコトの聯想が加はつた為に、のりとゴトの言を略するに至つたものと思ふ。
此大家即村君の家に、神の來臨ある事が家屋及び家あるじの身の堅固の爲のコトほぎの風を、段々其以下の家々にもおし擴めて行つた。
左右さいうかへりみ、下男等げなんどもいひつけて、つてさした握太にぎりぶとつゑ二本にほん
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かれ室内しつないあるはじめたが、やが小聲こゞゑまたいひす。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
一夜ふらりと秋元を出たが、貞之進とてもそれで小歌に逢えると思ったのではなく、もしやの三字の外は言うにもいわれぬ果敢はかないことが頼みで
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
心ならずもあきないをしまい夕方帰かえって留守中の容子ようすを聞くと、いつつくように泣児なくこが、一日一回もなかぬといわ
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
二人のお婆さんはそれまで何一つものをいうでなかった。だが、温かな親しさと、幼ない桃色の上気と、軽るい好奇心と何かの反射的亢奮とが彼女たちに見えた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
足音あのとのす、ものいはぬけものしのびかにひきかへすらし。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
感激で満身を慄わせながら小圓太は、四谷から振出しの神田三河町の千代鶴という寄席まで独りちながら歩いていった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
そう独りちたとき、彼は立ちすくんだ。浪路のかくれ家の入口の戸が開く音がして、二ツの人影が、黒く、闇の中にあらわれたのだった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
ヨスエの名いはるゝや、我は忽ち一の光の十字架を傳ひて動くを見たり、げにいふなすといづれの先なりしやを知らず 三七―三九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
能く其おもてを見んとするに、馬車は行き過ぎてその事かなはず、彼少女が〓の外におもしろき花の咲けるに心づきて、其名を問へば、鋸草のこぎりさうなりといふに、少女の風流思ひやられて
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
のりとき言でも、のりたべごとでも、又直観的に言はれるゴトの略でも何でもないのである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
所謂「天つ祝詞の太のりとゴト」と云ふ語を、最本格式な語として追窮して行き度い。
「ですから御飯になさいなね、種々いろんな事をいって、お握飯むすびこしらえろって言いかねやしないんだわ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
せきをしたといってはひそひそ、頭を痛がると言っては、ひそひそ。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ほとんど毎日まいにちぬといつとほ人間にんげんらしき色艷いろつやもなし
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「四十六せんりんいくらとかいつたつけな」おしなすぐにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
――ななつになる子が、いたいけなことた。とのごほしととうた……
大橋須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「やっぱり、そうでっか。どうも、そやないか思てましてん。なんや、戸がたがたわしたはりましたな。ぼく隣りの部屋にいまんねん。退屈でっしゃろ。ちと遊びに来とくなはれ」
秋深き (新字新仮名) / 織田作之助(著)
言甲斐いいがいなき下〓げろうならわあしくて知恵なく、心奸敷かしましくものいうことさがなし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
たれかいう巾幗きんこく不成事ことをなさずと かつてきす神功じんごう赫々かくかくの
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
貴誨きくわいかうむらずして、星霜多く改まる、渇望の至り、造次ざうじいかでかまをさん。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ここに大山津見の神、石長いはなが比賣を返したまへるに因りて、いたく恥ぢて、白し送りてまをさく
含羞ガンシュウ、オノレノヒャクウツクシサ、イチズ、高円寺コウエンジウロウロ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
御懸念ゴケネン一掃イッソウノオ仕事シゴトシテラレルナラバ、ワタクシナニオウ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
彼は自らいはひ、自ら憤り、なほ自ら打ちもけりんずる色をして速々そくそく答を貫一にせまれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「蒲田は如才ないね。つらまづいがあの呼吸で行くから、往々拾ひ物を為るのだ。ああいはれて見るとたれでもちよつと憎くないからね」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と、急にひとごちして、鳳輦みこしのおそばへ走ってゆき、あたりの公卿へこう告げた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕はひとりごちながらさっそく牛舎に行ってみた。
去年 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
のたまわくかの比丘八種の蛇名を知らず、慈心もて蛇に向わず、また呪を説かずして蛇に殺されたとて、八種の蛇名を挙げたるを見るに、竜王の名多し。
犯すなきを得べし、児すなわち母の言のごとくし、彼を疑う、仏のたまわく波羅夷
崩を聞いて諸王は京に入らんとし、燕王はまさ淮安わいあんに至らんとせるに当りて、斉泰せいたいは帝にもうし、人をしてちょくもたらして国にかえらしめぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しばしばこれを政府にもうす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
女学子は時勢に激するところありて「膝栗毛」の版をかんといへり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
かつら んでもないこと、天下一でも職人は職人じゃ、殿上人や弓取りとは一つになるまい。
修禅寺物語 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
『ばかけっ、首が飛ぶわッ』
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遂に此の塔を立てた人の世と為り、漸く僧侶の仕業で水の底へ沈んで居る事を調べ上げました「妖〓奪い去りて、夜水竜哭す」とは即ち僧侶が水底に沈めた事を指したのでしょう「ここに湖底を探って、家珍〓に還る」と有るので
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
(二) 子曰く、夏礼は吾これかんとせるも、杞徴あきらかにするに足らざるなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
殷礼も吾く之をかんとせるも、宋徴あきらかにするに足らざるなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
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