“コトバ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ことば
語句割合
42.9%
35.7%
14.3%
言葉7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まことに唯一詞ヒトコトタウの姫すら思ひ設けなんだコトバが、匂ふが如く出た。貴族の家庭の語と、凡下ボンゲの家々の語とは、すつかり変つて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だから言ひ方も、感じ方も、ソノうえ、コトバ其ものさへ、郎女の語が、そつくり寺の所化輩シヨケハイには、通じよう筈がなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
師にむきてコトバあらゝにもの言ひて、悔ゆるさびしさの 身に沁みにけり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
自省ジセイナオケレバ千万人センマンニンエドモ、——イヤ、握手アクシュハマダマダ、ソノタテノウラノ言葉コトバヲコソ、「自省ジセイナオカラザレバ、乞食コジキッテモ、赤面狼狽セキメンロウバイ被告ヒコク罪人ザイニン酒屋サカヤム。」
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
カツテワタシハ、アイ哲人テツジン、ヘエゲルノデアッタ。哲学テツガクハ、ヘノアイデハナクテ、真実シンジツトシテ成立セイリツセシムベキサマ体系知タイケイチデアル、ヘエゲル先生センセイノコノ言葉コトバ一学兄イチガッケイオシエラレタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)