“子”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
71.7%
11.3%
6.8%
5.9%
1.4%
1.1%
みこ0.3%
0.2%
0.2%
なんぢ0.2%
(他:6)0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“子”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)34.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ふりかえってると、七さいくらいの、かわいらしいおとこうしをつれてっていました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
倹約な巴里の家庭では何処どこでも冬季に使用するかめ形の小さな炭団たどんが石炭と一緒に混ぜて焚いてあった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
の方位の獣と立つる風と、インドで毘沙門を北方の守護とする経説を融通して、ついに毘沙門の後胤と称する国王も出で来れば
今夜のの刻(午後十二時)にその蝋燭の火を照らして、壁かまたは障子にうつし出される娘の影を見とどけろというのである。
影を踏まれた女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
デカルトは「余は思考す、故に余は存在す」というにでも分るような真理を考え出すのに十何年か懸ったそうだ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「お兄さん、エ、コリャどうなさりました。に……エ、迷い子はお前のお連れさんでござりますか、年はお幾つぐらい?」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
わたしかい。私は有名な魔術師ニヤンプウだ。」と、七色の虹猫は、いかめしい、もつたいらしい、作り声で答へました。
虹猫の話 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
浅井氏いわく場所広くして遠近さだかならずもしこの画を画とせんとならば更に一週の日子にっしを費して再び渋川に往けと。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
その鉢の下に紙片があって「好く休する時を得て即ち好く休せよ、花を収めを結んで錦州に在り」という詩句が書いてあった。
緑衣人伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
臂肘甚だ長く、屡長臂を山巓に伸べて数千の貝子を東溟の中に撮り、其のくらひ、殻を茲の地に棄つ。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
家郷追放カキョウツイホウ吹雪フブキナカツマトワレ、三人サンニンヒシト
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
或は井子カハゴ・かごなど言ふ類例から推すと、「」から出たものが、聯想で、猿猴其まゝ「ゑんこう」とも発音したのかも知れない。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
みこ伊耶本和氣いざほわけの王伊波禮いはれ若櫻わかざくらの宮にましまして、天の下治らしめしき。
かくのりたまひ竟へて、御合みあひまして、みこ淡道あはぢ狹別さわけの島一三を生みたまひき。
けて這入らうとすると、又縁側へ呼びかへされた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「それにしても、あまはあの死骸を何うしたであらう。村では、あの娘つ子の手に其死骸のある中は、寺には決して葬らせぬと言つて居つたが……」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
重右衛門のかね。あのあまが引取つて行つたけれど、村では誰も構ひ手が無し、遠い親類筋のものは少しはあるが、皆な村をはゞかつて、世話をようと言ふものが無えので、あま非常に困つて居たといふ事です……。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
而シテ今いづクニカ在ル哉、いはンヤ吾トなんぢ江渚こうしよノホトリニ漁樵ぎよしようシ、魚鰕ぎよかつれトシ、麋鹿びろくヲ友トシ、一葉ノ扁舟へんしゆうニ駕シ
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伶人れいじんの着けた小忌衣おみごろも竹の模様と松の緑が混じり、挿頭かざしの造花は秋の草花といっしょになったように見えるが、「もとめこ」の曲が終わりに近づいた時に、若い高官たちが正装のほうの肩を脱いで舞の場へ加わった。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
「大きななりして、そつたらわらしと、さわいでればえゝ!」母親が、叫んだ。
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
上の『大和本草批正』に引用してある万寿菊について『秘伝花鏡ひでんかきょう』の文を抄出すれば万寿菊については「万寿菊、根ヨリ発セズ、春間ニタネヲ下ス、花開テ黄金色、繋テ且ツ久シ、性極テ肥ヲコノム」であるが、『秘伝花鏡』にあるという藤菊を私はどうしても同書に見出し得ない。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
其で思ひ合せられるのは、此頃ちよく/\、からウシの間に、里から見えるこのあたりのに、光り物がしたり、時ならぬ一時颪イツトキオロシの凄い唸りが、聞えたりする。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
爾に伊邪那岐黒御鬘クロミカツラを取りて、投げ棄て給いしかば、乃ちエビカヅラりき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
カレ御佩せる十拳剱を抜きて、後手シリエデにつきつつ、逃げ来ませるを、猶追いて、黄泉比良阪の阪本に到る時に、其阪本なる桃の三つ取りて、待ち撃給いしかば、悉くに逃げ返りき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
御祖ミコに詔給わく、須佐能男命の座ます根堅洲国ネノカタスクニマイいでよ。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
カレ亦た其御祖命、哭きつつげば、見得て、即ち其木を拆きて、取出で活して、其ミコに詔給わく、汝此処にあらば、遂に八十神に滅さえなんと詔給いて、乃ち木国の大屋毘古オオヤヒコ神の御所ミモトに急かしり給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)