“子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
72.3%
10.8%
6.4%
5.9%
1.5%
1.0%
みこ0.3%
こお0.1%
0.1%
0.1%
ミコ0.1%
0.1%
なんぢ0.1%
めこ0.1%
ややこ0.1%
わらし0.1%
シー0.1%
タネ0.1%
0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をしや埋木うもれぎはるまたぬに、青柳あをやぎいとのみきゝても姿すがたしのばるゝやさしの人品ひとがら
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
女皇じょおうは、もうとしをとっていられましたから、おくらいあねのほうのおさまにゆずろうとおもっていられました。
黒い塔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうですか。彼児あれがやったのですか。これは私が貰って置きたい。私は実はの歳なので、鼠には縁がある。これは譲ってもらいましょう」
十一年が其の間奉公に陰陽かげひなたなく、実に身をに砕いての働き、し寅に起き、一寸いっすんも油断せず身体を苦しめ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わたしは自分がであることをはじに思った——往来おうらいで拾われた子どもだということを白状はくじょうすることをはじに思った。
水神すいじんさまのもうでありながら、わけがあって、十年ものながいあいだ、たにしのからのなかにふうじ込められていたのが、きょう
たにしの出世 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
又其章の、門人が子思子に問われた言葉に、「昔はの先君子出母を喪せる」とあるによれば、子思子の父の子伯魚も妻を去られたようである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それに乗り込んだ私たち一行——私と隆太郎と同伴の素峰子そほうし、その義弟のT少年、それにその地の「山峡」の歌人たち七、八——である。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
その鉢の下に紙片があって「好く休する時を得て即ち好く休せよ、花を収めを結んで錦州に在り」という詩句が書いてあった。
緑衣人伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
大王深山にして嶺の木のをひろひ、沢の若菜を摘みて行ひ給ひける程に、一人の梵士出で来て、大王のかくて行ひ給ふこと希代のことなり。御伽仕るべしとて仕へ奉る。 (宝物集第五)
人形の話 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
或は井子カハゴ・かごなど言ふ類例から推すと、「」から出たものが、聯想で、猿猴其まゝ「ゑんこう」とも発音したのかも知れない。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
家郷追放カキョウツイホウ吹雪フブキナカツマトワレ、三人サンニンヒシト
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
みこ伊耶本和氣いざほわけの王伊波禮いはれ若櫻わかざくらの宮にましまして、天の下治らしめしき。
皇子大津は天渟中原瀛真人あまのぬなかはらおきのまひと天皇(天武天皇)の第三みこなり。容止みかほたかくさかしくて音辞みことばすぐあきらかなり。天命開別あめみことひらかすわけの天皇(天智天皇)の為にめぐまれたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
「ええい、健のぐずま、健はいつでもぐずまじゃがい。健の馬鹿くそよ、健はケがつくケン十郎、ケレレンのケレブクロをケッタカ、ケッタカ。蹴ってやる。おどれや。もう健にくされ、健はうちのこおとちがうがい、健い帰にくされ。」
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
まだ誕生やそこらのこおを、手術しじつじゃとやら何とやらいうて、生きためえをつつき回すんじゃそうなが、そんなことしてえいことかなあ。たいがい、いまどきの若いもんは気が強いぞなあ、一ぺんでげんが見えにゃ二へんでも三べんでも仕直しするんじゃいいますがいな。
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「それにしても、あまはあの死骸を何うしたであらう。村では、あの娘つ子の手に其死骸のある中は、寺には決して葬らせぬと言つて居つたが……」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
重右衛門のかね。あのあまが引取つて行つたけれど、村では誰も構ひ手が無し、遠い親類筋のものは少しはあるが、皆な村をはゞかつて、世話をようと言ふものが無えので、あま非常に困つて居たといふ事です……。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
爾に伊邪那岐黒御鬘クロミカツラを取りて、投げ棄て給いしかば、乃ちエビカヅラりき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
カレ御佩せる十拳剱を抜きて、後手シリエデにつきつつ、逃げ来ませるを、猶追いて、黄泉比良阪の阪本に到る時に、其阪本なる桃の三つ取りて、待ち撃給いしかば、悉くに逃げ返りき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
御祖ミコに詔給わく、須佐能男命の座ます根堅洲国ネノカタスクニマイいでよ。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
カレ亦た其御祖命、哭きつつげば、見得て、即ち其木を拆きて、取出で活して、其ミコに詔給わく、汝此処にあらば、遂に八十神に滅さえなんと詔給いて、乃ち木国の大屋毘古オオヤヒコ神の御所ミモトに急かしり給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
けて這入らうとすると、又縁側へ呼びかへされた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
而シテ今いづクニカ在ル哉、いはンヤ吾トなんぢ江渚こうしよノホトリニ漁樵ぎよしようシ、魚鰕ぎよかつれトシ、麋鹿びろくヲ友トシ、一葉ノ扁舟へんしゆうニ駕シ
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伶人れいじんの着けた小忌衣おみごろも竹の模様と松の緑が混じり、挿頭かざしの造花は秋の草花といっしょになったように見えるが、「もとめこ」の曲が終わりに近づいた時に、若い高官たちが正装のほうの肩を脱いで舞の場へ加わった。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
今までこれを何べん出そ、出そ思たか判らへんかったけど、いや待て、今出してしもて、二人の気がゆるむようなことがあったら、どむならん、死金になってしまう——こない思て、君枝の苦労を見て見ぬ振りして来たんやけど、思たらほんまにわいは、ど阿呆やった。君枝にややこが出来てるいうこと、さっぱり知らんかったんや。
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「大きななりして、そつたらわらしと、さわいでればえゝ!」母親が、叫んだ。
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
「花売の縁」は、首里の士族森川モリカハシーが零落して妻子を首里に残し、自分は国頭クニガミといふ田舎——昔の奥州といつた所——へ働きに行く。
組踊りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
上の『大和本草批正』に引用してある万寿菊について『秘伝花鏡ひでんかきょう』の文を抄出すれば万寿菊については「万寿菊、根ヨリ発セズ、春間ニタネヲ下ス、花開テ黄金色、繋テ且ツ久シ、性極テ肥ヲコノム」であるが、『秘伝花鏡』にあるという藤菊を私はどうしても同書に見出し得ない。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
其で思ひ合せられるのは、此頃ちよく/\、からウシの間に、里から見えるこのあたりのに、光り物がしたり、時ならぬ一時颪イツトキオロシの凄い唸りが、聞えたりする。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)