“男子”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おとこ24.1%
なんし16.1%
をのこ14.9%
だんし12.6%
おのこ6.9%
をとこ6.9%
おとこのこ2.3%
ひと2.3%
をとこのこ2.3%
ヲノコヾ2.3%
(他:8)9.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分じぶん三人さんにんのきょうだいのなかかしらほかみな男子おとこでございました。』
新「ヘエ、成程鼻の高い男子おとこだ、眼の下に黒痣ほくろが有りますか、おゝ成程、だが新五郎様と云う証拠が何か有りますか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其事実は四年間良人をつとに別れ居りし妻、一男子なんしを生みしが、其女は始終良人と同衾する夢を見居りし由に候。
が、熱帯の女人によにんの十三にして懐妊くわいにんすることを考へれば、温帯の男子なんしの三十にして頭の禿げるのは当り前である。
僕の友だち二三人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ここに建内の宿禰白さく、「恐し、我が大神、その神の御腹にます御子は何の御子ぞも」とまをせば、答へて詔りたまはく、「男子をのこなり」と詔りたまひき。
すでしん五百だいにもりますとほり「木綿もめん男子をのこのやうにおくゆかしく見え」とじつ恐入おそれいります
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
だツて紳士程しんしほど金満家きんまんかにもせよ、じつ弁天べんてん男子だんし見立みたてたいのさ。
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
詩経しきやうには男子だんししやうとし、或は六雄将軍りくゆうしやうぐんの名をたるも義獣ぎじうなればなるべし。
赤裸まはだか男子おのこむれゐてあらがねのまろがり砕くつちうちふり
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
爾は赤い卵を食え。山蟹の卵は爾の腹から我の強き男子おのこを産ますであろう。来たれ。我は爾のごとき美しき女を見たことがない。来たれ。我とともに我のへやへ来りて、酒盞うくはを干せ。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
やうや鐵條網てつでうもうそとからお賽錢さいせんげたのを、へん男子をとこがノコ/\
元來ぐわんらいいろこのめる男子をとこ婦人ふじん張氏ちやうし美而びにしてなりとふので
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あの時、——橋で中よく遊んでいた男子おとこのこたち、かえって、その弟の方が、あねさんの子だったそうです。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この部落ぶらくでも、鴫田しぎだや寺本の様に屈強くっきょう男子おとこのこの五人三人持て居るうちは、いえさかえるし、何かにつけて威勢いせいがよい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それに、洋服の男子ひとが、その老人の方へむかって坐って、何か話しかけているので、老人のいうことは、半分もきこえてこなかった。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
到頭たうとう海軍の松島の所へ行くことになつたと言ひますからネ、私は断然之を打ち消したのです、梅子さんも御自分で是れならばと信じなさる男子ひとを得なすツたならば、すゝんで御約束もなさらうし、又たひても御勧め申すけれど、軍人は人道の敵だとまで思つて居なさる梅子さんが
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
いたく狂へるアタマンテはその妻が二人ふたり男子をとこのこを左右の手に載せてゆくを見て 四—六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その又秋には長男の妻が、月足らずの男子をとこのこを産み落した。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
だが、自分のまだ知らぬこの國の男子ヲノコヾたちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
だが、自分のまだ知らぬこの國の男子ヲノコヾたちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
老いたる男 何のこと。何のこと。あれ向ひから男子おとなが大勢来るわい。そんならほんのしばしがほどぢや。(去)
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
菊枝 その揚句には親達も、男子おとな女子をなごも見さかい無う切り付くるのぢや……
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
だが、自分のまだ知らぬこの国の男子おのこごたちには、ああ言う方もあるのか知らぬ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ここに天照らす大御神、速須佐はやすさの男の命にりたまはく、「この後にれませる五柱の男子ひこみこは、物實ものざね我が物に因りて成りませり。かれおのづから吾が子なり。先に生れませる三柱の女子ひめみこは、物實いましの物に因りて成りませり。かれすなはち汝の子なり」と、かくり別けたまひき。
だが、自分のまだ知らぬこの国の男子をのこごたちには、あゝ言ふ方もあるのか知ら。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
嫌疑者として挙げられた男子オトコは地図の印刷された糞尿を排泄して更にそれを嚥下したことに就いて警察探偵は知る所の一つを有たない。
出版法 (新字旧仮名) / 李箱(著)
夫情フジョウコマヤカニ致サバ、男子ナンシ十一人出生セム。
赤裸の男子ヲノコむれゐて、アラガネのまろがり砕く 鎚うちりて※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが、自分のまだ知らぬこの国の男子ヲノコゴたちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)