“男子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとこ23.7%
なんし16.5%
をのこ13.4%
だんし12.4%
をとこ9.3%
おのこ7.2%
をのこご2.1%
おとこのこ2.1%
ひと2.1%
をとこのこ2.1%
ヲノコヾ2.1%
おとな1.0%
おのこご1.0%
ひこみこ1.0%
オトコ1.0%
ナンシ1.0%
ヲノコ1.0%
ヲノコゴ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃(ころ)良人(おっと)はまだ若(わこ)うございました。たしか二十五歳(さい)、横縦(よこたて)揃(そろ)った、筋骨(きんこつ)の逞(たくま)ましい大柄(おおがら)の男子(おとこ)で、色(いろ)は余(あま)り白(しろ)い方(ほう)ではありません。
此女は八右衛門の歿後に里方法成寺(ほじやうじ)村の門田氏に帰り、男子(なんし)一人は孤(みなしご)となつて門田政周(せいしう)に養はれ、其子儀右衛門政賚(せいらい)の弟にせられた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
そはこの話に止(とどま)らず、安珍(あんちん)清姫(きよひめ)の話を翻訳したる「紀州(きしう)日高(ひだか)の女山伏(やまぶし)を殺す事」も然り、葛(くず)の葉(は)の話を翻訳したる、「畜類人と契(ちぎ)り男子(をのこ)を生む事」
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
だツて紳士程(しんしほど)金満家(きんまんか)にもせよ、実(じつ)は弁天(べんてん)も男子(だんし)に見立(みたて)たいのさ。と云(い)つて居(ゐ)ると背後(うしろ)の襖(ふすま)を開(あ)けて。浅「僕(ぼく)が弁天(べんてん)です、僕(ぼく)が弁天(べんてん)さ。 ...
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
スキンナアは狂人(きちがひ)と見違へられたのだ。だが、怒るにも及ぶまい、すべての女は自分の亭主以外の男子(をとこ)は大抵狂人(きちがひ)か馬鹿だと思つてゐるのだから。
嫁(かし)ずいてきてからすぐ翌年に、その裏方は、後に、小黒(おぐろ)の女房とよばれた昌姫(まさひめ)を生み、やがてまた、二年おいて、男子(おのこ)の明信(みょうしん)を生んだ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男子(をのこご)二人、女子(むすめ)一人をもてり。五太郎は質朴(すなほ)にてよく生産(なりはひ)を治む。六二郎の女子は大和の人の𡣞(つまどひ)に迎へられて、彼所(かしこ)にゆく。三郎の豊雄(とよを)なるものあり。
何(ど)の家でも、五人六人子供の無い家(うち)は無い。この部落(ぶらく)でも、鴫田(しぎだ)や寺本の様に屈強(くっきょう)な男子(おとこのこ)の五人三人持て居る家(うち)は、家(いえ)も栄(さかえ)るし、何かにつけて威勢(いせい)がよい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
それに、洋服の男子(ひと)が、その老人の方へむかって坐って、何か話しかけているので、老人のいうことは、半分もきこえてこなかった。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
翌年(よくとし)は次男が春の末に、養家の金をさらつたなり、酌婦と一しよに駈落ちをした。その又秋には長男の妻が、月足らずの男子(をとこのこ)を産み落した。
庭 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
此日本(ヤマト)の國の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの國の男子(ヲノコヾ)たちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。金色(コンジキ)の鬣、金色の髮の豐かに垂れかゝる片肌は、白々と袒(ヌ)いで美しい肩。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
菊枝 その揚句には親達も、男子(おとな)、女子(をなご)も見さかい無う切り付くるのぢや……
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
此日本(やまと)の国の人とは思われぬ。だが、自分のまだ知らぬこの国の男子(おのこご)たちには、ああ言う方もあるのか知らぬ。金色の鬢(びん)、金色の髪の豊かに垂れかかる片肌は、白々と袒(ぬ)いで美しい肩。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「この後に生(あ)れませる五柱の男子(ひこみこ)は、物實(ものざね)我が物に因りて成りませり。かれおのづから吾が子なり。先に生れませる三柱の女子(ひめみこ)は、物實汝(いまし)の物に因りて成りませり。かれすなはち汝の子なり」
嫌疑者として挙げられた男子(オトコ)は地図の印刷された糞尿を排泄して更にそれを嚥下したことに就いて警察探偵は知る所の一つを有たない。
出版法 (新字旧仮名) / 李箱(著)
夫情(フジョウ)濃(コマ)ヤカニ致サバ、男子(ナンシ)十一人出生セム。
赤裸の男子(ヲノコ)むれゐて、鉱(アラガネ)のまろがり砕く 鎚うち揮(フ)りて※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此日本(ヤマト)の国の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの国の男子(ヲノコゴ)たちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。金色(コンジキ)の鬢、金色の髪の豊かに垂れかゝる片肌は、白々と袒(ヌ)いで美しい肩。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)