“背後”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うしろ95.7%
はいご2.4%
あと0.9%
しりへ0.4%
せなか0.3%
そがひ0.1%
そびら0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“背後”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語17.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.9%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その時に一知の背後うしろなかでマユミがオロオロ泣出している声が聞えた。両親の不幸がやっとわかったらしい。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
早瀬はしばらく黙ったが、思わずこまぬいていた腕に解くと、背後うしろざまに机にひじ、片手をしかと膝にいて、
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれど、もうこうなっては、騎虎きこの勢いというもの、戒刀を引っさげた龍太郎は、まッさきに背後はいごからとびかかって、
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
板を縛つた繩の結び目と、背後はいごへ突き拔けた脇差を捨てて逃げたのと、泥の中に深く入つた履物と——そんなものが揃ふと
彼はそこまで行くと、園内のにぎやかさを背後あとにして、塗りつぶしたような常緑樹じょうりょくじゅの繁みに対して腰を下した。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
『ドツコイシヨ。』と許り、元吉は俥を曳出ひきだす。二人はその背後あとを見送つて呆然ぼんやり立つてゐた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
かへり見らるる船のみち、背後しりへの花火、すれちがひたる麝香連理じやかうれんりの草花の籠、ひとの襟あしみなほのかなれ。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かへり見らるる船のみち、背後しりへの花火、すれちがひたる麝香連理じやかうれんりの草花の籠、ひとの襟あしみなほのかなれ。
第二真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
彼らの背後せなか背負しょっている因縁いんねんは、他人に解らない過去から複雑な手を延ばして、自由に彼らをあやつった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しずかに言って、例の背後せなかに掛けた竹の子笠を、紐を解いて、取りましたが、吹添って、風はあるのに、気で鎮めたかして、その笠が動きもしません。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この地球ほし人類ひとの文化の明るさよ背後そがひの闇に浮出て美し
和歌でない歌 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
背後そびらには、血しほしたたる
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)