“真背後”の読み方と例文
旧字:眞背後
読み方割合
まうしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と腕に覚えの由良の伝吉が、無念をこめて真背後まうしろから、鍔もと深くふり下ろした二尺八寸の大脇差。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時にふと気が付いたが、私のすぐ真背後まうしろの席にいつ来たものか十八九のハイカラな女優髷じょゆうまげの女が、青い色眼鏡をかけて、片っ方の眼に薄桃色のガーゼを当てて坐っている。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
私の真背後まうしろに居る女優髷の女に見せるために……。何かの合図をするために……。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)