“女優髷”の読み方と例文
読み方割合
じょゆうまげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八とおぼしいその年頃とこのへんでは余り見かけない七三しちさんに割った女優髷じょゆうまげとに、兼太郎は何の気もなくその顔を見た。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その時にふと気が付いたが、私のすぐ真背後まうしろの席にいつ来たものか十八九のハイカラな女優髷じょゆうまげの女が、青い色眼鏡をかけて、片っ方の眼に薄桃色のガーゼを当てて坐っている。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)