“しりへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シリヘ
語句割合
61.1%
後方22.2%
背後16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女婢こしもとしりへつゞいて、こはいかに、掃帚はうきまたがり、ハツオウとつて前後ぜんごして冉々ぜん/\としてくものぼつて姿すがたかくす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二人の騎士は主君より拝領なせし領土をさして、カルパシヤの山麓を、徐々しづ/\と駒を進めたり。イワンは後方しりへにわがをば、鞍に結びて乗せ行けり。はや黄昏の頃ほひなりしが、尚も先へと進み行く。
かへり見らるる船のみち、背後しりへの花火、すれちがひたる麝香連理じやかうれんりの草花の籠、ひとの襟あしみなほのかなれ。
第二真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)