“姿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すがた84.1%
なり12.2%
ナリ0.8%
かたち0.4%
さま0.4%
ポーズ0.4%
すがれ0.2%
すたが0.2%
0.2%
みすがた0.2%
スガタ0.2%
スタイル0.2%
ステイル0.2%
(すが)た0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あちらで、それをおくさまは、おんなはだれでも、かがみがあれば、しぜんに自分じぶん姿すがたうつしてるのが、本能ほんのうということをらなそうに
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
岡山「それで一つ眼ならまるで化物だ、こんな山の中で猟人かりゅうどが居るから追掛けるぞ、そんな姿なりでピョコ/\やって来るな、亭主を呼べ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
われ/\が現に知つて居る姿ナリの、日本中の何れの国も、万国地図に載つたどの島々も皆、異国・異郷ではないのである。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
夜は、下から見上げるようにすれば空明りに浮び出て物の姿かたちがはっきりする。
楯をも貫くべき雨の打付ぶつかり来る度撓む姿、木の軋る音、もど姿さま、又撓む姿、軋る音、今にも傾覆くつがへらんず様子に、あれ/\危し仕様は無きか、傾覆られては大事なり、止むる術も無き事か
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
おもひおもひの姿ポーズで、まるで彫像か何かのやうにおし黙つて、余つ程深い瞑想に沈んでゐるといふ風な余つ程深い瞑想に沈んでゐるといふ風な、不思議な光景だつた。
海路 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
まへかげ人間にんげんかたちうしなひ、おまへ姿すがれ背嚢はいのうかく
「おい、気をつけて、わたしの姿すたが見失みうしなわないように」と親方が注意した。けれどかれの注意は必要ひつようがなかった。
書紀によれば、大海人皇子は「あれまししより岐嶷いこよかなる姿みすがた有り、をとなに及びて雄抜ををしく神武たけし」とある。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
女房ニョウボウノヘソクリヌスンデ短銃タンジュウウガゴトキトキメキ、一読イチドク、ムセビイテ、三嘆サンタン、ワガクダラナクキタナカベアタマチツケタキオモイ、アア、キミ姿スガタノミ燦然サンゼンマワリノハナ石坂君イシザカクン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
中にはわざわざ反り身になって、懐中時計を出しながら、能勢の父親の姿スタイルを真似て見る者さえある。自分は、思わず下を向いた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
石井柏亭の気に入つたのはこの姿ステイルだと思つたが、僕には十数年ぜんの日本の田舎ゐなかの女学生を見る様で野暮やぼ臭かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
はらわたえざらんぎりなきこゝろのみだれ忍艸しのぶぐさ小紋こもんのなへたるきぬきてうすくれなゐのしごきおび前に結びたる姿(すが)たいま幾日いくひらるべきものぞ年頃としごろ日頃ひごろ片時かたときはなるゝひまなくむつひしうちになどそここゝろれざりけんちいさきむね今日けふまでの物思ものおもひはそも幾何いくばく昨日きのふ夕暮ゆふぐれふくなみだながらかたるを
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)