“行儀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうぎ62.1%
ぎやうぎ31.0%
ぎようぎ1.7%
ぎゃうぎ1.7%
げうぎ1.7%
ふるまひ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寒い時分で、私は仕事机の傍(わき)に紫檀(したん)の長火鉢(ながひばち)を置いていたが、彼女はその向側(むこうがわ)に行儀(ぎょうぎ)よく坐って、両手の指を火鉢の縁(ふち)へかけている。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
姿(すがた)は婀娜(あだ)でもお妾(めかけ)ではないから、團扇(うちは)で小間使(こまづかひ)を指圖(さしづ)するやうな行儀(ぎやうぎ)でない。「少(すこ)し風(かぜ)過(す)ぎる事(こと)」と、自分(じぶん)でらふそくに灯(ひ)を入(い)れる。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
食卓(テーブル)の對端(むかふ)には、武村兵曹(たけむらへいそう)他(ほか)三名(さんめい)の水兵(すいへい)が行儀(ぎようぎ)よく列(なら)び、此方(こなた)には、日出雄少年(ひでをせうねん)を中(なか)に挿(はさ)んで、大佐(たいさ)と私(わたくし)とが右(みぎ)と左(ひだり)に肩(かた)を並(なら)べて、頓(やが)て晩餐(ばんさん)は始(はじ)まつた。
乳母 さいな、あの方(かた)の言(い)はッしゃるには、行儀(ぎゃうぎ)もよければ深切(しんせつ)でもあり、男振(をとこぶり)はよし、器量人(きりゃうじん)でもあり、流石(さすが)に身分(みぶん)のある殿方(とのがた)らしう……お母(かゝ)さまは何處(どこ)にぢゃ?
寢轉(ねころ)んで讀書(どくしよ)してゐる枕頭(まくらもと)にお行儀(げうぎ)よくおちんをしてゐる、叱(しか)つても逃(に)げない、庭(には)へつまみ出(だ)す、また這入(はい)つてくる、汚物(をぶつ)をたれ流(なが)す、下女(げぢよ)が怒(おこ)る。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)
年来(としごろ)の大宮仕(づか)へに馴れこしかば、万(よろづ)の行儀(ふるまひ)よりして、姿(かたち)なども花やぎ勝(まさ)りけり。