“ぎやうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行儀90.0%
行義10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
留守宅は用人の小田島傳藏老人と、近頃兩國の水茶屋を引いて、行儀ぎやうぎ見習の爲に來てゐる、錢形平次の許婚いひなづけお靜。
今のオオブリエンの怪物も、たしか毛むくぢやらな裸でした。その点では幽霊は、人間より余程よほど行儀ぎやうぎい。
近頃の幽霊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さて此一掘ひとほりうみをはれば又それにならべりてはうみ、うみてはほり、幾条いくすぢもならべほりてつひには八九尺四方の沙中すなのなか行義ぎやうぎよくはらをのこらずうみをはる。あるひは所をかえてもうむとぞ。
こんな溝板のがたつく樣な店先へ夫こそ人がらがわろくて横づけにもされないではないか、お前方も最う少しお行義ぎやうぎを直してお給仕に出られるやう心がけてお呉れとずば/\といふに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)