“掘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
83.4%
ほじ5.5%
ほり2.8%
ほる2.1%
ほっ1.4%
ぼり1.4%
ほら0.7%
0.7%
ぽじ0.7%
0.7%
ホツ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といふのが、幻花子げんくわしが、小魔石斧せうませきふや、完全くわんぜんちか土器どきなどをしたので、余等よら發掘熱はつくつねつがそろ/\高度かうどたつしかけたからである。
まあ、もうちっとほじくってから俺のとこへ持って来い。猫婆だって生きている人間だ。いつ頓死をしねえとも限らねえ
半七捕物帳:12 猫騒動 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
旧冬きうとうより降積ふりつもりたる雪家のむねよりも高く、春になりても家内薄暗うすくらきゆゑ、高窓たかまどうづめたる雪をほりのけてあかりをとること前にもいへるが如し。
ほるとはぶなの木にて作りたる木鋤こすきにてつちほるごとくして取捨とりすつるを里言りげんに雪を掘といふ、すでに初編にもいへり。かやうにせざれば雪のおもきいへつぶすゆゑなり。
一寸二寸とほって行った。すると、存外浅い所に手ごたえがあった。とり出して見ると、それは見覚えのある。自分のうちおのだった。
疑惑 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
毎年の事ながら不意の大雪にて廿七日より廿九日まで駅中えきちう家毎の雪ぼりにて混雑こんざついたし、簷外えんぐわいたちまち玉山をきづき戸外へもいでがたくこまり申候。今日も又大雪吹ふゞきに相成、家内くら蝋燭らふそくにて此状をしたゝめ申候。
ほらざれば家の用ふさ人家じんかうづめて人のいづべきところもなく、力強ちからつよき家も幾万斤いくまんきんの雪の重量おもさ推砕おしくだかれんをおそるゝゆゑ、家として雪をほらざるはなし。
すこしづつつた。南瓜たうなす晝間ひるまいてよるになるとそつとつるいて所在ありかさがすのである。甘藷さつまいもつちいてさがりにするのはこゝろせはぎるのでぐつとく。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
英吉利イギリス海岸かいがんけば何所どこにでも、うみなかおよいでる澤山たくさん機械きかいられる、子供等こどもらくわすなぽじりをしてゐる、そして一れつならんでる宿屋やどや、それからそのうしろには停車場ステーシヨン
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
天地根元宮造りの、つ立ての合掌式の、地上に屋根トマの垂れたのから、一歩進めたものであらう。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
或説ニフ。穴ヲホツテ自ラウヅマリタリト。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)