“墓掘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はかほり66.7%
はかほ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ホラシオはがぬけた。オフィリャの狂態きょうたいになっての出はすごく好かった。墓場はかば墓掘はかほりの歌う声が実に好く、仕ぐさも軽妙であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
彼は兎に角、この墓地で長く墓掘はかほり人夫をしているものを物色した。幸に二、三人の人夫を尋ね出す事が出来た。けれども三年前の屍体だと云うと、いずれも云い合わしたように
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
墓地のへいの近くの片隅かたすみに、自殺者はめられました。そこには、やがていらくさがはびこることでしょう。墓掘はかほりの男はほかの墓からき取ったいばらや雑草を、そこに投げすてることでしょう