“間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
43.0%
あいだ17.7%
けん9.5%
あひだ6.8%
かん5.3%
あい3.7%
ひま2.9%
うち2.7%
げん2.4%
なか1.6%
あひ1.2%
あわい0.9%
0.4%
はざま0.3%
まま0.3%
あはひ0.2%
まゝ0.1%
アヒダ0.1%
カン0.1%
まじ0.1%
アヒ0.1%
ほど0.0%
いとま0.0%
へだ0.0%
パウゼ0.0%
0.0%
あは0.0%
あひた0.0%
ええだ0.0%
えゝだ0.0%
かひ0.0%
しばし0.0%
すき0.0%
たまた0.0%
へや0.0%
ハザマ0.0%
ヒマ0.0%
ポキュラ0.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やっと窓際の席がとれて、珍しいことと喜んだのもつか、硝子が破れているので、雪をまじえた零下十度の風が遠慮なく吹き込んで来る。
硝子を破る者 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
私は、竦然として、物もいはずにその場を逃げ出したのであるが、を一寸のあひだグルグルまはつただけで直ぐにつかまへられてしまつた。
海棠の家 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
また、青葉あおばあいだからはたえて、太鼓たいこおとなどがこえて春祭はるまつりのあるむらもありました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
向う側の垣根に添うて、二本ふたもとの桃の下を通って、三軒の田舎屋いなかやの前を過ぎるあいだに、十八、九のと、三十みそじばかりなのと
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その船の長さ二十七、八けん、その幅八、九間、その探さ六、七間、それに海賊その他に備えるための鉄砲二十ちょうほどと想像して見るがいい。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さてその人と私らはわかれましたけれども、今度こんどはもう要心ようじんして、あの十けんばかりのわんの中でしか泳ぎませんでした。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かく此決心このけつしんさだまるや、かれさら五年ごねんあひだ眞黒まつくろになつてはたらきそして
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
島田しまだの十八九、色白いろじろで、のすらりとした、これぞ——ついあひだなくつた——いもうとのおくにさん
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
病ややかんになりて、ほのかに武男の消息を聞くに及びて、いよいよその信に印されたる心地ここちして、彼女かれはいささか慰められつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
しかし更に懐疑的くわいぎてきになれば、明治大正のかんの歌よみの短歌も或は猪口ちよくでシロツプをめてゐると言はれるかも知れぬ。
又一説? (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その時の夢に、米友は故郷のあいやまを見ました。自分の身が久々ひさびさで故郷の宇治山田から間の山をめぐっているのを認めました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
無数の小さな流れが重なり、編みあわされ、半ばは流れの法則にしたがい、半ばは植物の法則にしたがった一種のあいの産物の状態を呈する。
「かくてあらば」と女は危うきひまに際どくり込む石火の楽みを、とこしえにづけかしと念じて両頬にえみしたたらす。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
幸にして医師の診断によればわが病はかかる恐しきものにてはなかりしかど、昼夜ちゅうやたゆひまなく蒟蒻こんにゃくにて腹をあたためよ。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
念を押して、買って与えたが、半里はんみちと歩かないうちに、それもぼりぼり食べ終ってしまい、ややともすると、なにか物欲しそうな顔をする。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日けふ望生ぼうせい翌日あす活子くわつしあるひは三にんそろつてうちに、土偶どぐうあしる。
夢中で二三げんけ出すとね、ちゃらんと音がしたので、またハッと思いましたよ。おあしを落したのが先方さきへ聞えやしまいかと思って。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この中庭の方は、垣に接近して小さな花壇があるだけで、方三げんばかりの空地は子供の遊び場所にもなり、また夏の夜の涼み場にもなっている。
小さな出来事 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「あなたのやり方がまずいんですもの、深山さんとなかたがいなどしなくたってよかったのに……。」と、女は笹村の一刻なのに飽き足りなかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そんななかにも博士は、洋行気分を味はせたいと言つて飛沫しぶきの吹き散る甲板に夫人を連れ出して、仔細に山やら岬やらの説明をし続けたものだ。
御米およねまたあがつて、洋燈らんぷにしたまゝあひふすまけてちやた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この殿にまうでて見れば、あなかしこ小松叢生むらおひ、にい寄る玉藻いろくづ、たまたまは棹さす小舟、海苔粗朶のりそだあひにかくろふ。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あわい両三日を置きて、門をづることまれなる川島未亡人の尨大ぼうだいなるたいは、飯田町いいだまちなる加藤家の門を入りたり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
気合があらたまると、畳もかっと広くなって、向合むかいあい、隣同士、ばらばらと開けて、あわいが隔るように思われるので、なおひしひしと額を寄せる。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ヨルよりも暗くなつたイホリの中では、明王像の立ちさへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
一瞬もその気配を察知し得なかった米屋のアンニャ、すでに相手がにはいっているから、いきなり振り下す。
細川家へ預けられた面々は、内蔵助以下、吉田忠左衛門、原、はざま、片岡、小野寺、堀部老人などの十七名で、その中に主税は交じっていなかった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はざまが影を隠す時、僕にのこした手紙が有る、それでくはしい様子を知つてをるです。その手紙を見た時には、僕もふるへて腹が立つた。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
朝鮮にある沖縄人から前日報ぜられたは、以前ハブ蛇多き山を焼くとかように自身を咬んだまま死んだハブばかりまま見当った由。
穎鋭えいえいにして以てこれを理にしょくす、ままはっして文をす、水のいて山のづるが如し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あはひへだてゝ、一の火輪ひのわかの點のまはりをめぐり、その早きこと、いと速に世界を卷く運行にさへまさると思はるゝ程なりき 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
帯のあはひ巾着きんちやくの紐をぶら下げて帰つて来た
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
曲中にはまゝ何の縁故もなき曲より取りたる、可笑しき節々をはさみたるが、姫が滑稽なる歌ひざまは、その自然ならぬをも自然ならしめき。
今俗にゆびさすをゑがきてそのしたにをしゆる所をしるしたるをまゝみる事あり、和漢の俗情おなじ事なり。
男嶽ヲノカミ女嶽メノカミとの間になだれをなした大きな曲線タワが、又次第に兩方へソヽつて行つてゐる、此二つの峰のアヒダの廣い空際ソラギハ
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
深山オクヤマイシアヒダにいでくるものにて、カミをかさねたるごとくかさなりあひて、げば、よくはがれて、うすく、カミのやうになれども、にいれてもやけず。
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
それは今日にあって大きい幸福です、自分の性根をこのカンに腐らせないでゆける道ですから。
僕はこのカンの大音潮に多少 look into する機会を捉えたことがあるから——リスボンでのびっこリンピイリンプとの交渉もその一つだが——この歴史的潜在白奴交易路に関する多くのえぴそうどを所有している、が
それから『大清一統志』三五五、〈意太利亜イタリア哥而西加コルシカに三十三城あり、犬の能く戦うを産す、一犬一騎に当るべし、その国陣を布くに、毎騎一犬をまじう、かえって騎の犬にかざるものあり〉。
「石皆奇状両岸に羅列す、或は峙立して柱の如く、或は折裂して門の如く、或は渇驥かつきの澗に飲むが如く、或は臥牛の道に横たはる如く、五色陸離として相まじはり、しゆん率ね大小の斧劈を作す、も荷葉披麻を作すものあり、波浪を濯ふて以て出づ、交替去来、応接に暇あらず、蓋し譎詭変幻中清秀深穏の態を帯ぶ。」
日本ライン (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
其へ、山アヒを出たばかりの堅鹽カタシホ川—大和川—が落ちあつて居るのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
其へ、山アヒを出たばかりの堅鹽カタシホ川—大和川—が落ちあつて居るのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ここに天の日矛、そのの遁れしことを聞きて、すなはち追ひ渡り來て、難波に到らむとするほどに、その渡の神へて入れざりき。
かれその政いまだ竟へざるほどに、はらませるが、れまさむとしつ。
彼はほとんどこの女の宮ならざるをも忘れて、その七年の憂憤を、今夜の今にして始て少頃しばらく破除はじよするのいとまを得つ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
まことに得難かりしこのいとまこそ、彼が宮を失ひし以来、ただこれにへて望みに望みたりし者ならずとんや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
諸王の入京会葬をとどめたる時の如き、諸王は皆おもえらく、泰皇考たいこうこうの詔をめて骨肉をへだつと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大王と天子と、義はすなわち君臣たり、しんは則ち骨肉たるも、なお離れへだたりたもう、三十万の異姓の士、など必ずしも終身困迫して殿下の為に死し申すべきや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかし、そのパウゼは混沌たるものです。けれども、その中には様々な心理現象が十字に群がっていて、まるで入道雲のように、ムクムク意識面を浮動しているのです。その状態は、そこに何か衝動さえ与えられれば、恐らくひとたまりもないほど脆弱もろいものだったに違いありません。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そこで僕は、妙に心をそそるようなパウゼを置いたのです。そのパウゼです——それはただに演劇ばかりでなく、ことに訊問において必要なのですよ。ねえ久我さん、犯人は台本作家ではある代りに、けっして一行のト書だって指定しやしません。その意味で、捜査官というものは、何よりよき演出者であらねばならないのです。いや、冗弁は御勘弁下さい。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
糸子いとこひのふすまきはにぴつたりとせつあやしのことよとみゝそばだつれば
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
(わらべも雪中にはわらくつをはくこと雪国のつねなり)さて雪をあつめて土塀とへいを作るやうによほどのかこみをつくりなし、そのあはひにも雪にてかべめく所をつくり
あひた植込うゑこみみどりなか石燈籠いしどうろうかげあをい。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぺえ/\と云ってグーッと引掛ひっかけたが、銭がねえんだが馴染の顔だからね、これ/\の災難せえなんに逢って布団のええだ財布せえふを忘れて来て、取りにく事が出来ねえから明日あしたの晩まで貸しておくれというと
「さうだな衣物きものあぶえゝだやうねえなそんぢや褞袍どてらでもからつてつとえゝな、蒲團ふとんだけぢやぬくとまれめえこら」かれすこ權威けんゐつた態度たいどでいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
聖經せいきやうしべにひもどく花のかひ
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
しばし有りてをんなどもの口々に呼邀よびむかふる声して、入来いりきし客の、障子ごしなる隣室に案内されたる気勢けはひに、貫一はその男女なんによの二人づれなるを知れり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
孫六はこれをはじめとし、差しつめ引きつめさんざんに射、鎧のそで、草摺りのすきかぶとの鉢下、胸板、脇腹、相手かまわず敵を射た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
たまた荷葉かよう披麻ひますものあり、波浪をあろうてもっず、交替去来、応接にいとまあらず
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
夫人は襖をあけないで次のへやから小さな声で「芳一、芳一」と呼んださうです。
父八雲を語る (新字新仮名) / 稲垣巌(著)
そこで、落ちた花は已に死んだ母上、咲いて居る花は父上、蕾ながら散るものは、此愛護の身の上であると考へて「恨み言書きたしとて、ゆんでのこゆびくひきり、岩のハザマに血を溜め」恨み言を書きとめる。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
墓拜むヒマを籔蚊の命哉
寒山落木 巻一 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
それらの天国なるものは皆囈語たわごとにすぎない。神というはばかばかしい怪物にすぎない。もちろん私はかかることを新聞雑誌の上で言いはしないが、ただ親友の間でささやくだけです。杯盤インテルポキュラにです。天のために地を犠牲にするのは、水に映った影を見て口の餌物えものを放すようなものです。