“數”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
かず46.6%
かぞ29.0%
すう15.3%
1.5%
しば/\1.5%
1.5%
あまた0.8%
かぞふ0.8%
0.8%
しば0.8%
0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくすると、毛蟲けむしが、こと/″\眞白まつしろてふになつて、えだにも、にも、ふたゝ花片はなびららしてつてみだるゝ。幾千いくせんともかずらない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さういふひとたちは、かぞげることの出來できないほどたくさんありますから、こゝにはごくわづかの代表者だいひようしやだけをしておきませう。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
(七)舜禹しゆんうあひだ(八)岳牧がくぼくみなすすむ。すなはこれ(九)くらゐこころみ、しよくつかさどらしむることすうねん(一〇)功用こうようすでおこり、しかのちまつりごとさづく。
付其外帳面ちやうめん書留かきとめるに米千八百五俵むぎ五百三十俵並に箪笥たんす長持ながもちさを村役人立合たちあひにて改め相濟あひすみ其夜寅半刻なゝつはんどき事濟に相成山駕籠やまかごちやうを申付て是へ文藏夫婦に下男吉平を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しば/\其名を筆にして、其文に由つて其人に親みつゝ、程近き所にある墓を尋ぬることを怠つてゐるのは、遺憾とすべきである。兎に角一たび往つて見ようと云ふのである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
南家の郎女イラツメの幸福な噂が、春風に乘つて來たのは、次の春である。姫は別樣の心躍りを、一月も前から感じて居た。さうして、日をり初めて、ちようど、今日と言ふ日。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
もとより慣れぬ徒歩かちなれば、あまたたび或は里の子が落穗おちぼ拾はん畔路あぜみちにさすらひ、或は露に伏すうづらとこ草村くさむら立迷たちまようて、絲より細き蟲のに、覺束なき行末をかこてども、問ふに聲なき影ばかり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
受け口上のおもむきを聞き茫然ばうぜんと天をあふぎて歎息たんそくなし指屈ゆびをりかぞふればハヤ兩人出立しゆつたつなしてより今日は七日目なぬかめなり行路ゆくみち三日歸り路三日紀州表の調しらはやくして三日なり然ば九日くにちならでは歸り難し然るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たけとこむしろが三四まいこれ近所きんじよふるいのを一まいぐらゐづつれた。さうしてからやうや蒲團ふとんはこばれた。それはかれがぎつしりとこしくゝつた財布さいふちからであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
三二五 睡眠を好み、饕餮に、心昧劣にして、展轉して寢ね、穀類に肥えたる大豚の如き暗鈍者はしばしば胞胎に入る。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
今や/\と待程に其後岡山侯よりむかへの人來り大名だいみやう小路こうぢの上屋敷へ三人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我が暮らす日の長く又重きことは、ダンテが地獄にて負心ふしんの人のるといふ鍍金めつきしたる鉛の上衣の如くなりき。夜に入れば、又我禁斷の果にひ寄りて、その惡鬼に我妄想の罪をめらる。