トップ
>
匍
ふりがな文庫
“匍”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
は
93.2%
ば
2.0%
ほ
1.4%
うづくま
0.7%
はう
0.7%
ばい
0.7%
へたば
0.7%
ハラバ
0.7%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
は
(逆引き)
こう云いながら、女は座敷の中央の四角な
紫檀
(
したん
)
の机へ身を靠せかけて、白い両腕を二匹の生き物のように、だらりと卓上に
匍
(
は
)
わせた。
秘密
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
匍(は)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ば
(逆引き)
畳のうえに腹
匍
(
ば
)
いになって、鼻の穴をほじりながら、気がなさそうに走り読みをしては放り出す。馬鹿でなければ、よほど鋭い頭の持主なのかもしれぬ。
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
匍(ば)の例文をもっと
(3作品)
見る
ほ
(逆引き)
壇の浦で有名な
平家蟹
(
へいけがに
)
などは八本ある足の中の四本を用いて、
蛤
(
はまぐり
)
のごとき貝の
空殻
(
あきがら
)
を背負い、他の四本で
匍
(
ほ
)
うている。
自然界の虚偽
(新字新仮名)
/
丘浅次郎
(著)
匍(ほ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
うづくま
(逆引き)
理髮店に歸ると、源助は黒い額に青筋立てて、長火鉢の
彼方
(
あつち
)
に怒鳴つてゐた。其前には十七許りの職人が
平蜘蛛
(
ひらくも
)
の如く
匍
(
うづくま
)
つてゐる。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
匍(うづくま)の例文をもっと
(1作品)
見る
はう
(逆引き)
また凡て
羽翼
(
つばさ
)
ありて
匍
(
はう
)
ところの者は汝らには
汚
(
けがれ
)
たる者なり汝らこれを
食
(
くら
)
うべからず。
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
匍(はう)の例文をもっと
(1作品)
見る
ばい
(逆引き)
ヴァランタンは四つん
匍
(
ばい
)
になって、おそろしく細密な職業的な注意を払って、死体の附近二十
碼
(
ヤード
)
四方の
叢
(
くさむら
)
や地面を
検
(
しら
)
べた。博士も下手ながら英大使もうろうろしながら手伝った。
秘密の庭
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
匍(ばい)の例文をもっと
(1作品)
見る
へたば
(逆引き)
其前には十七許りの職人が平蜘蛛の如く
匍
(
へたば
)
つてゐる。此間から見えなかつた
斬髪機
(
バリカン
)
が一挺、此職人が何処かに隠し込んで置いたのを見付かつたとかで。お定は二階の風呂敷包が気になつた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
匍(へたば)の例文をもっと
(1作品)
見る
ハラバ
(逆引き)
山背川の川原にあつた御殿のことゝて、水層が増して来た。
匍
(
ハラバ
)
ひながらお庭に平伏してゐる時、水は段々川を氾えて其腰のあたりにとゞいた。
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
匍(ハラバ)の例文をもっと
(1作品)
見る
匍
漢検1級
部首:⼓
9画
“匍”を含む語句
匍匐
腹匍
匍伏
匍上
蛇行匍匐
匍出
横匍
匍匐出
匍匐膝行
匍匐臥
匍廻
匍松
匍足類
匍這
四匍
進退匍匐廻
“匍”のふりがなが多い著者
海野十三
中島敦
北原白秋
島崎藤村
梶井基次郎
丘浅次郎
蘭郁二郎
三遊亭円朝
ギルバート・キース・チェスタートン
ニコライ・ゴーゴリ