天鵞絨びろうど
理髪師の源助さんが四年振で来たといふ噂が、何か重大な事件でも起つた様に、口から口に伝へられて、其午後のうちに村中に響き渡つた。 村といつても狭いもの。盛岡から青森へ、北上川に縺れて逶迤と北に走つた。坦 …
作品に特徴的な語句
唐桟たうざん 盂蘭盆うらぼん 飛白かすり 睡気ねむけ 黄昏時たそがれどき 素袷すあはせ 三和土たたき 貴郎あなた 腕車くるま 払子ほつす 枕辺まくらもと 焜炉こんろ 生際はえぎは 五歳いつつ 上框あがりかまち 遂々たうたう 知辺しるべ 二歳ふたつ なあ 吩咐いひつけ 其麽そんた 肥料こえ 子息こども 午前ひるまへ 怖気おぢけ あくび 衣嚢かくし 郷里くに 祭礼おまつり 不取敢とりあへず 勧工場くわんこうば 濁声だみごゑ 独身ひとりみ 万事よろづ 若者わかいもの 利鎌とがま どう はなし 非常えら 朝餐あさめし 甚麽どんな 九歳ここのつ 一歳ひとつ 恁麽こんな 流行歌はやりうた 踏込ふんご 午餐ひるめし 蕭々しとしと すくな 他所行よそゆき 情婦をんな 車夫くるまや 昨晩よべ 食卓ちやぶだい 老年とし 道路みち 何程なんぼ 抱擁だきし 些少いささか 密々ひそひそ 街路みち ひらた 割烹れうり 厭々いまいま 教師せんせ 若衆わかいしゆ うん 忸々なれなれ 断々きれぎれ 熟練じゆくれん 諸有あらゆる 喧囂けんかう クラス 見付みつか 通抜とほりぬけ 職業しごと 巧者じやうず 怠屈てえくつ 欣々いそいそ 理髪店とこや 讃辞ことば 阿婆摺あばずれ 整然きちん 冒頭はじめ 前日まへのひ 衆人みんな 伝言ことづて 密々話ひそひそばなし 暑気あつさ 村端むらはづれ 満干さしひき 寝室ねま 所有もの 前様めえさま 満々なみなみ 華客おきやく 火光あかり 便所はばかり 夕餐ゆふめし
題名が同じ作品
天鵞絨 (旧字旧仮名)石川啄木 (著)