“失策”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しくじ36.9%
しくじり34.6%
しま10.8%
しつさく5.4%
しっさく3.1%
しまっ1.5%
どじ0.8%
おちど0.8%
しくさく0.8%
しくじつ0.8%
しくじら0.8%
しぞこなひ0.8%
しゆくじり0.8%
てぬかり0.8%
へま0.8%
エラー0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
K監視はすこしこのごろ生意気だから何かで失策らせてやろうじゃないかという計画も——敢えてことばを要せずに通じるのである。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こんな相棒を生かしておいちゃどんな失策をやらかすか解らないと思ったから、一と思いに殺して、お前にやると言った金を隠してしまった。
銭形平次捕物控:124 唖娘 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
明方になると、トロ/\と寝ました。……アヽ失策ったと眼をいて見ると、お瀧はの下を焚付けて居ますが松五郎は居りません。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
錢形平次一代のうちに、此時ほど大手柄を立てた事はありませんが、平次自身に言はせると、この時ほどの失策はなかつたと言ひます。
矢張りそんなのものでございますか……。どもにはこちらの世界のことがまだよくのみめないので、ときどきんだ失策をいたします。何分神様しきように……。
失策たな! と思ったが今はそれどころでない、全く私の身は行き詰っていたので、最後に何うなるか考える余地もなかった。……
暗い空 (新字新仮名) / 小川未明(著)
私も宇都宮で少し失策を組んだから此方へ来たんだがね、此の鈴木屋へ身を落着け、色気の客があったらと思う処へ泊った奴はお前の話の幸三郎
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
イヤ、今言つたのはく些細の例を取つたのだが、萬事がさうだ。どんな事でも皆失策といつたら細君が背負ふんだぜ。
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
武村兵曹、お失策めに、八日間一睡もしないでいた水兵もあつたよ。』
うなすつたんだらうツて本当に心配をしてえましたよ、うするとね、おふのには、お旦那失策たんぢやアないかてえますから
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ナニお人を失策せるやうな旦那ぢやアないから心配おしでない、でもらつしやらないには理由があるんだらうつて、ふうだノはアだのがさん本当旦那うなすつたんだらう
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
見てせんと一日れの挨拶もつて長庵が加減にさへ廻り兼姉のお文に逢せなば必ずお富が居る事故出て來るは必定外の内へ賣ればりしに近來になき失策
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
するのがにさはつたのさ。それだけなら知れずに濟んだかも知れないが、物事があまりうまく運んだので、越前屋の跡目に直らうとしたのが失策
お土産を持つて来なかつた失策は、お八重も矢張気がついてゐた。二人の話は、源助さんも親切だが、お吉も亦、気のけぬ親切な人だといふ事に一致した。郷里の事は二人共何にも言はなかつた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
られる筈がなかったんだよ! 断じて、奪られる筈はなかったんだ! おれがあんな失策さえやらなかったら、まったく、られる筈はなかったんだがなあ。
そのお蔭で色々な失策を連発して、方々で首種が尽きるくらいられ続けながらノコノコサイサイ生き永らえて来たものであるが、今度という今度ばっかりはそうは行かない。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)