“訳”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
わけ90.6%
やく3.1%
2.5%
わか2.5%
0.6%
らち0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“訳”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸24.2%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語7.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「ぶら下げるとも。わけはない。大丈夫だから待っていたまえ。——そうら、長いのが天竺てんじくから、ぶら下がったろう」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なるほどいくら詩人が幸福でも、あの雲雀のように思い切って、一心不乱に、前後を忘却して、わが喜びを歌うわけには行くまい。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「地理教授法のやくだ。あしたまでに届けるはずにしてあるのだから、今なくなっちゃ原稿料も貰えず、またやり直さなくっちゃならず、実にいやになっちまう」
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「是をやくさなけりやならないんだ」と云つた。代助は依然としてだまつてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
此方こっち只管ひたすら頼むと小さくなってけを云えば、船頭は何でも聞かぬと剛情をはって段々声が大きくなる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
あったな雨ればぐなるような奴凧ひとつこぱだこさ、食えのもうげなぃの機嫌きげんりやがて。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
一度何のことかと父にいたら、拳固げんこをかためて頭のところへもっていったようなことをしたが、私にはなんのことなのか分ったようでわからなかった。
言葉さへわからねえ様な役人が来て、御維新ごいしんおれたと言はぬばかりに威張り散らす、税は年増しに殖える、働き盛を兵隊に取られる、一つでもいことはえので
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
二度とふたたびお逢いできぬだろう心もとなさ、わば私のゴルゴタ、けば髑髏されこうべ、ああ、この荒涼の心象風景への明確なる認定が言わせた老いの繰りごと。
二十世紀旗手 (新字新仮名) / 太宰治(著)
かなり名の聞えて居る小説家の裡で千世子はどんなにしてもただらちもなく嫌いな人の噂や「何子氏」と自分の旦那様から呼ばれるその奥さんの事も散々頭ごなしにした。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)