“謂”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
66.1%
いい11.9%
いわ9.3%
いひ3.7%
おも3.1%
いは1.6%
いわれ0.9%
いつ0.5%
おもえ0.5%
0.5%
(他:9)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“謂”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本19.5%
歴史 > 伝記 > 個人伝記10.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
されども今夜ふところにせる百金は、尋常一様の千万金にあたいするものにして、渠が半身の精血ともっつべきなり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其の姿を見ると、待構へてゐた學生等は、また更に響動どよめき立ツて、わい/\ひながら風早學士の後にいて行く。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「自由な行為とは、どうしてもそれをせずにはいられないものが内に熟してきて、おのずと外に現われる行為のいいだ。」と。
美的修飾は贅沢のいいに非ず、破袴弊衣はこへいいも配合と調和によりては縮緬よりも友禅ゆうぜんよりも美なる事あり。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「なるほど、ではそのお嬢様の幽霊話はあとにして、清姫様の帯のいわ因縁いんねんから説き明かすことに致しましょう」
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それはいわゆる人麿調ともいい得るが、それよりもむしろ、この歌は民謡的の歌だからと解釈することも出来るのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
人を主とすとは、人の性情を活寫するを主とするいひにて、事を先にするは、事によりて性情を寫さむとすればなり。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
この莊園しやうゑんこそ怠惰屋なまけやみせともいひつべく、そのしろかべ年古としふりくづ
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
諸王の入京会葬をとどめたる時の如き、諸王は皆おもえらく、泰皇考たいこうこうの詔をめて骨肉をへだつと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
僕の屑見せっけん、誠におもえらく、観望持重は、今の正義の人、比々ひひとしてみなしかり、これ最大の下策と為す。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
三七五 現世に於ける聰慧ある比丘の初とはいはく、感官を護り、滿足し、道徳の規律を擁護し、生活正しく、善友を侶とするにあり。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
サンパンに乗つた支那娼婦いはゆる「水妹すゐまい」が薄暗い灯火あかりけて湾内を徘徊して居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
駈け上がりとは時間ギリギリに楽屋へ入ってすぐそのまま一服もせず、高座へ駈け上がっていくのいわれだった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
いわれは何かこれにこそと、七兵衛はその時からあやしんで今も真前まっさきに目を着けたが、まさかにこれが死神で、菊枝を水に導いたものとは思わなかったであろう。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その岸ともいつつべき張出はりだし欄干近らんかんぢか窓掛まどかけ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
奇觀きくわん妙觀めうくわんいつつべし。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おもえらく、大いに懲創を加うるにあらずんば、則ち以て国威を震燿しんようするに足らざるなりと。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
おもえらく、水戸と堀田と西城の議合す、故を以て阿附あふ朋比ほうひし、遂に違勅の挙を為す、水戸、堀田を斬らずんば、夷事おさむべからざるなりと。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
当麻語部とかつた蠱物マジモノ使ひのやうな婆が、出しやばつての差配が、こんな事を惹き起したのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ッテ之ヲ行ウヲ士大夫シタイフウ——と古人が申したのもその理ではございますまいか
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子、顔淵にかたって曰く、用いらるれば則ちすすみ、てらるれば則ちかくるとは、唯我となんじとのみこれあるかな。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
子、顔淵をかたって曰く、惜しいかな、吾その進むを見たるも、未だその止むを見ざりき。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
ゆかうえあみたるごと墨画すみえゆめのように浮出うきだしたのは、いおうようなく
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
興長主おきながのかみ武蔵ニいっいわク、明朝辰ノ上刻向島ニ於テ、岩流小次郎ト仕合致スベキ由ヲさとス。
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
此の戀塚のいはれに就きて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
村外に遊びけるをり、少婦の馬に乗りて来るを見て、同遊つれの者を顧みていへらく、おのれ彼の少女をして笑はしめむと言ふ。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
当代、泰文ほど人に憎まれた男もすくないが、ただの一度も刀杖とうじょうの厄を受けず、思うぞんぶんに放埒な所業をつづけられたのは、そのへんにいわくがあるとみていい。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
計略をきこう(大)併し是だけで外に疑いは有ませんか(荻)フム無い唯だ今いッたミステリイとかの一点より外に疑わしい所は無い(大)それなら申ますがこうう次第です
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
『波斯より更に遙かにして、夷人極めて多し。中に、招魂千年の法を傳ふるあり。イヒは、千年の舊き魂をも招き迎へて、目前に致すこと、生前の姿の如し。』と言ふ。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)