“謂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
64.7%
いい11.8%
いわ9.2%
いひ3.5%
おも2.9%
いは1.6%
いわれ1.0%
おもえ0.9%
いつ0.5%
いはれ0.5%
0.5%
かた0.3%
いひて0.3%
いふ0.3%
おもへら0.3%
ヲモヘラク0.3%
いお0.2%
いっ0.2%
いへら0.2%
いわく0.2%
いッ0.2%
おもへ0.2%
イヒ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヱモルソンのふ所の Doing(彼は Knower, Doer, Sayer の区別をなせり)の如くならば、吾人は少しも異存なきなり。
賤事業弁 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
其の学者とふのは、本文ほんもんを十六万部もつて、六シルリングの廉価本れんかぼんより五十ギニイの高価本まで売り尽した男である。
ここにあたかも貧乏線の真上に乗っている者というのは、その収入がまさに前回に述べたる生活必要費の最下限に相当しつつある者のいいである。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
「ホレエショオの返答はこうですね、リザベタさん。『物事をかく眺めるというは、取りもなおさず、物事を詳しく眺めるいいであろう。』そうでしょう」
往々書物に書いてある様に、その葉を十二ヶ月に分割しその括れに当る月にはその年に大水があると占ってあるが、これは全くいわれの無い迷信である。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
心だにまことの道にかないなば、祈らずとても神や守らん。ましてや、かくも一心不乱に祈りつづけている圓朝。神の加護なきいわれがなかった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
この莊園しやうゑんこそ怠惰屋なまけやみせともいひつべく、そのしろかべ年古としふりくづ
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
——以上は餘り不謹愼な比較では有るが、然し若しも此樣な相違が有るとするならば、無政府主義者とは畢竟「最も性急せつかちなる理想家」のいひでなければならぬ。
所謂今度の事:林中の鳥 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
わたくしは此「望之妻」は棭斎の妻であらうとおもふ。果して然らば、棭斎の妻狩谷氏は文化七年庚午六月十八日の朝歿したこととなるであらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
東坡もとより牧之の詩をぬすむ者に非ず、然かもつひに是れ前人已に之をへるの句、何んすれぞ文潜之を愛するの深きや、豈に別におもふ所あるか。
彼等かれらいはゆる『世界改造せかいかいざう偉業ゐげふ』に參加さんかすべき責任せきにんいうしているんぢやないか。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
三七五 現世に於ける聰慧ある比丘の初とはいはく、感官を護り、滿足し、道徳の規律を擁護し、生活正しく、善友を侶とするにあり。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いわれは何かこれにこそと、七兵衛はその時からあやしんで今も真前まっさきに目を着けたが、まさかにこれが死神で、菊枝を水に導いたものとは思わなかったであろう。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自分を皇帝の身代りに処刑するなどという考えはどうも素っ頓狂なばかりでなく、かりにもしそうだとしたら自分を釈放する筈はなく、まして皇帝として待遇するいわれなぞない。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
おもえらく、水戸と堀田と西城の議合す、故を以て阿附あふ朋比ほうひし、遂に違勅の挙を為す、水戸、堀田を斬らずんば、夷事おさむべからざるなりと。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その中について独り西洋学者の流は深謀遠慮にして、ひそかおもえらく、官軍或は暴ならん、仮令い暴なりと雖ども西洋人に害を及ぼすことは彼輩のよくする所にあらざるべし
故社員の一言今尚精神 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その岸ともいつつべき張出はりだし欄干近らんかんぢか窓掛まどかけ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
奇觀きくわん妙觀めうくわんいつつべし。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いはれしは、橋柱にはあらず標準みちしるべなりとて
此の戀塚のいはれに就きて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
弦ヲクニ二法アリ、無名指ト中指ニテ大指ヲ圧シ、指頭ヲ弦ノ直堅チヨクケンに当ツ! コレヲ中国ノ射法トフ! 正次の射法はこれであった。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
当麻語部とかつた蠱物マジモノ使ひのやうな婆が、出しやばつての差配が、こんな事を惹き起したのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
子、顔淵にかたって曰く、用いらるれば則ちすすみ、てらるれば則ちかくるとは、唯我となんじとのみこれあるかな。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
つかつきかたむ。数日之後ひをへて、皇太子近習者つかまつるものを召して、かたりて曰く、先の日、道に臥せる飢者は、其れ凡人ただびとあらじ、必ず真人ひじりならむ。使を遣して視しめたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
越後にねりやうかんを賞味して大に感嘆かんたんし、岩居にいひていはく、此ねりやうかんも近年のものなり、常のやうかんにくらぶればあぢはひまされり。
越後にねりやうかんを賞味して大に感嘆かんたんし、岩居にいひていはく、此ねりやうかんも近年のものなり、常のやうかんにくらぶればあぢはひまされり。
一年ひとゝせ夏の頃、江戸より来りたる行脚あんぎや俳人はいじんとゞめおきしに、いふやう、此国の所々にいたり見るに富家ふかにはには手をつくしたるもあれど、かきはいづれも粗略そりやくにて仮初かりそめに作りたるやうなり、いかなるゆゑにやといふ。
一年ひとゝせ夏の頃、江戸より来りたる行脚あんぎや俳人はいじんとゞめおきしに、いふやう、此国の所々にいたり見るに富家ふかにはには手をつくしたるもあれど、かきはいづれも粗略そりやくにて仮初かりそめに作りたるやうなり、いかなるゆゑにやといふ。
しかれどもひそかおもへらく、賢者けんしや旧悪きうあくをおもはずといふも事にこそよれ、冤謫ゑんてき懆愁さうしうのあまり讒言ざんげん首唱しゆしやうたる時平大臣しへいのおとゞ肚中とちゆうに深く恨み玉ひしもしるべからず。
しかれどもひそかおもへらく、賢者けんしや旧悪きうあくをおもはずといふも事にこそよれ、冤謫ゑんてき懆愁さうしうのあまり讒言ざんげん首唱しゆしやうたる時平大臣しへいのおとゞ肚中とちゆうに深く恨み玉ひしもしるべからず。
ヲモヘラクシテハ越地越事
ヲモヘラクシテハ越地越事
ゆかうえあみたるごと墨画すみえゆめのように浮出うきだしたのは、いおうようなく
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
興長主おきながのかみ武蔵ニいっいわク、明朝辰ノ上刻向島ニ於テ、岩流小次郎ト仕合致スベキ由ヲさとス。
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
村外に遊びけるをり、少婦の馬に乗りて来るを見て、同遊つれの者を顧みていへらく、おのれ彼の少女をして笑はしめむと言ふ。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
当代、泰文ほど人に憎まれた男もすくないが、ただの一度も刀杖とうじょうの厄を受けず、思うぞんぶんに放埒な所業をつづけられたのは、そのへんにいわくがあるとみていい。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
計略をきこう(大)併し是だけで外に疑いは有ませんか(荻)フム無い唯だ今いッたミステリイとかの一点より外に疑わしい所は無い(大)それなら申ますがこうう次第です
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
『波斯より更に遙かにして、夷人極めて多し。中に、招魂千年の法を傳ふるあり。イヒは、千年の舊き魂をも招き迎へて、目前に致すこと、生前の姿の如し。』と言ふ。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)