“竊”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方(ふりがな)割合
ひそか29.7%
ぬす23.4%
ひそ21.9%
そつ14.1%
そっ4.7%
しの1.6%
1.6%
ぬすん1.6%
みそか1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“竊”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学28.6%
社会科学 > 政治 > 政治史・事情16.7%
社会科学 > 教育 > 教育8.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ひそかに古今を達觀し、聊草茅そうぼうに赤心を危するにあらざれども、皷腹承世の創業と云は冨國強兵の二ツに出ざるは無。
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)
その方寸ほうすんの中にはひそかに必敗を期しながらも、武士道のめにあえて一戦をこころみたることなれば
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
或年雲飛うんぴ用事ようじありて外出したひまに、小偸人こぬすびとはひつて石をぬすんでしまつた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「おゝ! お前は私を押し退けて、私の部下の愛をぬすみに来たんだな!」あゝ! それは恐ろしい事になるんだ。
そして、ひそかに、「女の子にまで高等な學問をさせるやうになつたとすると、家の身代にも大分餘裕が出來たな。」と思つた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
ひそかにこれをたずさえ先生のもとに至り懇願こんがんせしかば、先生すみやか肯諾こうだくせられ
駐在所ちうざいしよたよ」悉皆みんななかくびれるやうにしてそつかたつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼等かれらいづれも、まだぐつすりとねむつて家族かぞくものにはそつ支度したくをして
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
照之助は黙ってそっと這入って来ましたので、わたくしは探りながらその手をって、お居間の方へ案内してまいりました。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すぐに奥様にそのお話をして、それから自分の部屋へ退ってお朝にもそっと耳打ちを致しますと、お朝はなぜだかいやな顔をしていました。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かれその國主こにきしの子心奢りて、りしかば、その女人の言はく、「およそ吾は、いましになるべき女にあらず。吾がみおやの國に行かむ」といひて、すなはちしのびて船に乘りて、逃れ渡り來て、難波に留まりぬ。
いや、まだそればかりでなく、馬喰町の女隱居の殺された晩にも、あいつは夜が更けてから歸つて來て、木戸を叩いてつと入れて貰つたといふことだ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
虎井夫人がぬすんで養蟲園へ送って遣ったのだ、其ののち何う成った事で有ろう、今更悔んでも仕方はないが、此の様な事と知らば、アノ図籙をも咒語と同様に暗記して置く所で有った、爾だ秀子が能く図籙を研究なさいと云ったよ
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
ここに大山守の命は、天皇の命に違ひて、なほ天の下を獲むとして、その弟皇子おとみこを殺さむとする心ありて、みそかつはものけて攻めむとしたまひき。