“點頭”のいろいろな読み方と例文
新字:点頭
読み方割合
うなづ76.7%
うなづき6.7%
うなづか3.3%
うなず3.3%
うなづい3.3%
うなづく3.3%
てんとう3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ……」路易はためらひがちに點頭うなづいた。數時間後、その詩人の家を出た時には彼はひどく物足りなさうな顏をしてゐた。
(旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
ふくみ二下り讀では莞爾々々にこ/\彷彿さもうれなる面持おももちの樣子をとくと見留て長庵は心に點頭うなづきつゝやがて返書を請取千太郎よりも小遣こづかひとて金百ぴき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
答らるゝに伊豆守殿點頭うなづかれ成程當節たうせつは越前を名奉行と人々うはさを致すやに聞及べりされは越前はきらひなり兎角に我意がい振舞ふるまひ多く人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼女は點頭うなずいて、黒いガラス壜を差し出して見せた。小いさな髑髏どくろの印のついたレッテルに、赤いインキで(空虚の充実。お役に立てば幸甚!)と書かれてあった。
とげたるかとおどろくの外あらざりけり忠相ぬしは點頭うなづいて醫師の面目めんぼく然もある可しコレ金庄兵衞の爲に元益が小西屋へ至りしとは其方が言出しお光に語りし所ろより此騷動さうどうには及びしが夫には確な證據しようこがあるか。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ち淨覺院の門前に捨子と致し右老母も死去しきよ致したるなり淨覺院先住天道存命中の遺言ゆゐごんかくの如し依て常樂院初め我々御守護申上何卒なにとぞ御世みよに出し奉らんと渺々はる/″\御供おんとも申上候なりと辯舌水の流るゝ如く滔々たう/\と申述ければ松平伊豆守殿初め御役人方おやくにんがたいづれもことばは無くたゞ點頭うなづくばかりなりしが然ば御身分の儀は委敷くはしく相分りたり此上は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
徳利形とくりがたのは、水谷氏みづたにし同形どうけいを三望生ばうせい前後ぜんごしてる。それと同形式どうけいしきであるから、うたがことはないが、の二は、如何どうあやしい。土方どかた説明せつめい點頭てんとうられぬのであつた。