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彷彿
ふりがな文庫
“彷彿”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ほうふつ
77.6%
はうふつ
9.2%
そっくり
5.3%
ちらつ
3.9%
そつくり
1.3%
タタ
1.3%
さも
1.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほうふつ
(逆引き)
荒行にたえたその童貞の身体は
逞
(
)
しく、彼の唄う梵唄はその深山の修法の日毎夜毎の切なさを
彷彿
(
)
せしめる哀切と荘厳にみちていた。
道鏡
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
彷彿(ほうふつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
はうふつ
(逆引き)
垣根
(
)
の
近邊
(
)
たちはなれて、
見返
(
)
りもせず二三
歩
(
)
すゝめば
遣水
(
)
の
流
(
)
がれおと
清
(
)
し、
心
(
)
こゝに
定
(
)
まつて
思
(
)
へば
昨日
(
)
の
我
(
)
れ、
彷彿
(
)
として
何故
(
)
ゑに
物
(
)
おもひつる
身
(
)
ぞ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
彷彿(はうふつ)の例文をもっと
(7作品)
見る
そっくり
(逆引き)
それは
隅田川
(
)
を往復する川蒸汽の音に
彷彿
(
)
で、どうかするとあの川岸に近い都会の空で聞くような気を起させる。よく聞けばやはり山の上の汽車だ。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
彷彿(そっくり)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
ちらつ
(逆引き)
で、私の臆病には自分ながら
愛想
(
)
の
竭
(
)
きる位で、倫敦へ帰った
後
(
)
も、例の貴婦人の怖い顔が明けても暮れても
我眼
(
)
に
彷彿
(
)
いて、滅多に忘れる
暇
(
)
がない。
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彷彿(ちらつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
そつくり
(逆引き)
蓮華寺へ行つたお志保——
彼娘
(
)
がまた母親に
克
(
)
く似て居て、眼付なぞはもう
彷彿
(
)
さ。彼娘の顔を見ると、直に
前
(
)
の家内が我輩の眼に映る。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
彷彿(そつくり)の例文をもっと
(1作品)
見る
タタ
(逆引き)
……群鳥の わが群れ
行
(
)
なば 引け鳥の 我が牽け
行
(
)
なば、哭かじとは 汝は云ふとも、
山門
(
)
の
一本薄
(
)
頸
(
)
傾
(
)
し 汝が哭かさまく、朝雨の さ霧に
彷彿
(
)
むぞ。……(八千矛神——記)
叙景詩の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
彷彿(タタ)の例文をもっと
(1作品)
見る
さも
(逆引き)
含
(
)
み二下り讀では
莞爾々々
(
)
と
彷彿
(
)
嬉
(
)
し
氣
(
)
なる
面持
(
)
の樣子を
篤
(
)
と見留て長庵は心に
點頭
(
)
つゝ
頓
(
)
て返書を請取千太郎よりも
小遣
(
)
ひとて金百
疋
(
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彷彿(さも)の例文をもっと
(1作品)
見る
“彷彿”の意味
《名詞》
自然に思い起こされるような印象を与える様。
(出典:Wiktionary)
彷
漢検1級
部首:⼻
7画
彿
漢検1級
部首:⼻
8画
“彷”で始まる語句
彷徨
彷
彷徊
彷弗
彷狒
彷迷
彷遑
彷徨彳亍
“彷彿”のふりがなが多い著者
島崎藤村
亀井勝一郎
小山清
フランツ・カフカ
三上於菟吉
作者不詳
牧野富太郎
内田魯庵
江見水蔭
高浜虚子