“後”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あと29.1%
のち28.4%
うしろ16.2%
おく10.4%
7.6%
うし4.3%
しり0.9%
しりえ0.7%
しりへ0.3%
0.3%
(他:43)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“後”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)53.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語46.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
盆踊りのあと淫猥いんわいの実行が行われるから困ると非難する者もあるが、その実行は盆踊りの後に限ったことではない。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
それで「東京へ」とだけ付け加えましたら、叔父がすぐあとを引き取って、「よろしい決して心配しないがいい」と答えました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夫人は三分二十五秒ののち、きわめて急劇なる夢遊状態に陥り、かつ詩人トック君の心霊の憑依ひょういするところとなれり。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
やっぱり眼のせいだったかしら、――そう思いながら、鏡へ向うと、しばらくののち白い物は、三度彼女のうしろを通った。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
鉄縁の鼻眼鏡のうしろには、不相変あいかわらず小さな眼が、柔らかな光をたたえながら、アイロニカルな微笑を浮べている。
西郷隆盛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこで、介錯かいしゃくに立った水野の家来吉田弥三左衛門やそうざえもんが、止むを得ずうしろからその首をうち落した。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
おくれて帰るのが母や兄にすまないごとく、少しも嫂に肝心かんじんの用談を打ち明けないのがまた自分の心にすまなかった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
兵馬はおくれじと和尚について走りました。あまりのことに、兵馬は和尚がどこへ行こうとするのだか尋ねる気にもなりません。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その數年すうねんて、皇后日葉酢媛命こうごうひはすひめのみこと御崩御ごほうぎよになりましたとき
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そのふたたび、彼女かのじょが、かけるはずもなかったから、病気びょうきはついになおらずにしまいました。
世の中のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしは彼の言葉の中にはっきり軽蔑に近いものを感じ、わたし自身に腹を立てながら、〓々そうそうこの店をうしろにした。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
瓢箪ひょうたんえいを飾る三五の癡漢うつけものが、天下の高笑たかわらいに、腕を振ってうしろから押して来る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この時沙本毘賣さほびめの命、その兄にえへずして、しりつ門より逃れ出でて、その稻城いなぎりましき。
と仁王立ちに大手を拡げた伝吉は、しりえに五、六十人の人数を曳いて、自斎の前をふさいでしまった。彼も憤然とした。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
騎馬の上手は、天稟てんぴんだった。市川大介が師範であったが、近頃は独り乗りこなして、むしろ大介をしりえに見ていた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、乱れた髪を微風に吹かせながら、馬上にこうべをめぐらして、しりえにののしり騒ぐ人々の群れを、誇らかにながめやった。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あひおもはぬひとおもふは大寺おほてら餓鬼がきしりへにぬかづくごとし 〔巻四・六〇八〕 笠女郎
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
われ眼を閉ぢ耳をおほひ、心に聖母を念じて、又まぶたを開けば、怖るべき夫人の身は踉蹌よろめきてしりへたふれんとす。
居士の肺を病んだのは余の面会する二、三年前の事であったので、余の逢った頃はもう一度咯血かっけつしたちであった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
舎弟は四肢しし凍傷とうしょうかかり、つめみな剥落はくらくして久しくこれに悩み、ち大学の通学に
また助詞の「の」「ノボル」「ノチ」「殿トノ」などの「ノ」は「能」の類の文字を用いて、勿論もちろん以上の二つと別である。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
さうしてノチアトで恥しからうことも忘れて、皆声をあげて泣いたものであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其でオヨソ、都遷しのなかつた形になつたので、アトから/\地割りが出来て、相応な都城トジヤウの姿は備へて行つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其で凡、都遷しのなかつた形になつたので、アトから/\地割りが出來て、相應な都城トジヤウの姿は備へて行つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
家来も新しいカンバンに改め木刀をささせ、槍と草履とを持たせ、具足櫃も常はとになり先きになって持たせたが
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
何か分別はあるまいかなと、あしを折って思案したが、ふと思い出した事がある。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
が、或は皇太子伝としての位置から見て、其ウシロみ申した早良サハラ太子――或は、他の男女皇子――の為の指導書として上つたものとも、文学史的には考へられる。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
すなわちこれは後方がシリヘ(すなわちウシロ)、羊蹄がシである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
……その年は、この月から一月おくれ師走しわすの末に、名古屋へ用があって来た。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「汽船や軍艦はもう時代おくれだからね。これからは何といっても飛行機だよ。――」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
其すら、其、人の世になつても、氏貴い家々の娘ネヤの戸までも、忍びよると申しまする。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
其すら、其、人の世になつても、氏貴い家々の娘ネヤの戸までも、忍びよると申しまする。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そこの学校を出て私が他処の学校へ通う様になってもM子の引けのおそい日にはわざわざまわって行って一緒に帰った。
M子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
よしそれが私の身に取って必ず受けなければならない尊い教えであったとしても、一時も一息吐く間もおそかれと希って居たのに、――けれ共後かれ早かれ一度は来なければならない事が只時を早めて来たと云うばかりであろう。
悲しめる心 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
あたあどうでもええようにすんがええや
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「だって、貴女、先生がお嬢さんのお酌で快く御酒を召食めしあがれば、それに越した事はありません。いまにその筋から御褒美ごほうびが出ます。養老の滝でも何でも、昔から孝行な人物の親は、大概酒を飲みますものです。貴女を(お酌さん。)なぞと云う奴は、親のために焼芋を調え、牡丹餅おはぎを買い……お茶番の孝女だ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「この村で、これで三ヶ月も一疋の魚ば喰つたことねえんだど。こつたら話つてあるか。うらさ行つて、川ば見てれば、秋味の野郎、背中ば出して、泳いでるのに、三ヶ月も魚ば喰はねえつてあるか。糞ツたれ。そつたら分らねえ話あるか。それもよ、見ろ、下さ行けば、漁場の金持の野郎ども、たんまりとりやがるんだ。鑑札もくそもあるけア。」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
言ひかへれば前印象派乃至ないしこう印象派の芸術には僕等と共鳴する世界の多いにかゝはらず、なほ越えがたい距離のあるのを覚えて、ロダンの彫刻にしても、セザンヌ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
もう一度は、その翌年、やっぱり春の、正午ひる少しさがった頃、公園の見晴しで、花の中から町中まちなかの桜をながめていると、向うが山で、居る処が高台の、両方から、谷のような、一ヶ所空の寂しい士町さむらいまちと思う所の、物干ものほしの上にあがって、霞を眺めるらしい立姿の女が見えた。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
浪子は良人おっとの手をひしと両手に握りしめ、身を投げかけて、熱き涙をはらはらと武男がひざに落としつつ「死んでも、わたしはあなたの妻ですわ! だれがどうしたッて、病気したッて、死んだッて、未来の未来のさきまでわたしはあなたの妻ですわ!」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
二十年のむかし、御機嫌ごきげんよろしゅうと言葉じり力なく送られし時、跡ふりむきて今一言ひとことかわしたかりしを邪見に唇囓切かみしめ女々めめしからぬふりたがためにかよそお
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
御茶漬すぎ(昼飯後)は殊更温暖あたゝかく、日の光が裏庭の葱畠ねぎばたけから南瓜かぼちやを乾し並べた縁側へ射し込んで、いかにも長閑のどかな思をさせる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「さ百合ゆりゆりも逢はむと思へこそ今のまさかもうるはしみすれ」(巻十八・四〇八八)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
むしろ、上ッ代ぶり・オトぶりの二つの区劃を、益明らかに感じさせる一方であつた。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
――ソノ日義貞朝臣アソンニハ、天下ノ士卒ノ将トシテ、降人カウニン数万ヲシリヘニ召シ具シ、花ノ都ニ帰リ給フ――と彼の凱旋をたたえた古記はそのまま義貞の風采と見てもよかろう。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これに相當する犯罪を普通に Samgh〓disesaサングハーデイセーサ と云ふのである、そしてこれを説明する南方の佛教學者は Samgha 〓di sesa と分析して僧伽(僧團)のアーデイセーサとなし
婚姻の媒酌 (旧字旧仮名) / 榊亮三郎(著)
伊耶那美命イザナミノミコトマヅ阿那迩夜志アナニヤシ愛袁登古エヲトコヲトノリタマヒ、ノチニ伊耶那岐命イザナキノミコト
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)