“炉辺”のいろいろな読み方と例文
旧字:爐邊
読み方(ふりがな)割合
ろばた47.1%
ろへん38.2%
ろべり8.8%
ろべ2.9%
ろべた2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“炉辺”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓12.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
辻町糸七は、ぽかんとしていた仕入もの、小机のわきの、火もない炉辺ろばたから、縁を飛んで——跣足はだしで逃げた。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お島はなぐさみにするめんでいた。乳呑児の乳を放させ、姉娘に言って聞かせて、炉辺ろばたの戸棚の方へ立って行った。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかし西洋の人は戦いに出る時も炉辺ろへんと家庭と for hearth and home を揚言ようげんする。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ともかくも兵馬は、足を洗って庫裡くり炉辺ろへんへ通りました。もう夜分は火があっても悪くはない時分です。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
座敷は其方此方そちこち人声ひとごえして、台所にはにぎやかなものの音、炉辺ろべりにはびたわらいも時々聞える。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その夜、上平館かみひらやかたの松の丸のあの座敷の、大きな炉辺ろべりに向い合って坐っているのは、お雪ちゃんと宇治山田の米友でありました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「もうゆきったろうな。いえにいれば、いま時分じぶん炉辺ろべにすわって、おとうといもうとたちとくりをいてべるのだが。」
風雨の晩の小僧さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
ひる炉辺ろべたの主の座にすわり、夜は久さんのおかみと奥の間に枕をならべた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)