新・平家物語しん・へいけものがたり02 ちげぐさの巻02 ちげぐさのまき
『平太よ。また塩小路などを、うろうろと、道草くうて、帰るではないぞ』 使の出がけに、清盛は、父忠盛から背へ喚かれた。——その声に、たえず背を追われているようなかれの足つきだった。 何といっても、父は、こわい。おととし、保延元年である。その父 …
作品に特徴的な語句
さむろ つこうまつ つま こと 後妻のちづま こと はぐく 室中むろじゅう ナラビ とう 遊女あそび かず 容貌かたち そう 私語ささめごと 下婢しもめ たん えん そうろ えい こう 退 おと けう すが そく なお 灯火あかし 数多あたま 遊女ゆうじょ たぶら 咒咀ジユソ ども あく 四歳よんさい じじ へい 容貌かおだち 生々せいせい さく かん れい ため 醜女しゅうじょ づか いん おとず かさね いぬい 殿でん 松明まつあか しも うかご むさ かい てっ 背丈ぜい きょ あで 遊君きみ 炉辺ろべ とつ かみ ぶみ えい まな 曲事ひがごと 小童こわらべ おも
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