“小童”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こわっぱ59.0%
こわつぱ10.3%
こども7.7%
こわらべ5.1%
しょうどう5.1%
がき2.6%
こわらわ2.6%
せうどう2.6%
わっぱ2.6%
わつぱ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寄場はおろか、橋の下、お堂の下をはいくぐっても、その小童をさがしだし、あいつに鼻をあかしてやらなけりゃアおさまらねえのだ
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
小童の絹の紐もて飾りてき往きしに、經を聽かせ水をせられぬれば、今年中はいかなる惡魔の障碍をも免るゝならん。
(彼は何を血迷っているのか。自分の下僕であるあの小童を、頭上に差し上げて、あれを一体どうするつもりだろう?)
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠くてよくはわからないが、年のころならまず十七、八歳、面長中肉江戸型の美貌はまことに輝くばかりで、そばに控えた父先生の神宮清臣、ひとひざ下がって介添え役の小童
のまわりにばかり見せて、ただワアワアとさわいでいる若侍たちを睥睨しながら、源氏閣から桜雲台本殿へもどってくると、そこへあまたの武士に追いつめられてきた乱髪小童があった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小童らかよ末は名すらも忘れつと兵言はずたや忘れし
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
主従は有難きことに思い、御像をその駒形堂の所へ安置し奉ると、十人の草刈りの小童が、の葉をもって花見堂のような仮りのお堂をしつらえ、その御像を飾りました。
それから私等は、杉の樹立の下の諸大名の墓所を通つて奥の院の方までまゐつた。案内の小童は極く無造作に大小高下の墳塋をば説明して呉れた。
仏法僧鳥 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
悠々然と衣服垢穢もあり、道具捜しにまごつく小童、しきりに木をく日傭取り、人さまざまの骨折り気遣い、汗かき息張るその中に、総棟梁ののっそり十兵衛
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
悠〻然と鑿を衣服垢穢き爺もあり、道具捜しにまごつく小童、頻りに木を挽割日傭取り、人さま/″\の骨折り気遣ひ、汗かき息張る其中に、総棟梁ののつそり十兵衞
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)