“しょうどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聳動38.0%
衝動29.1%
聖道8.9%
正道8.9%
小童2.5%
勝道2.5%
唱道2.5%
小棠1.3%
少童1.3%
晶洞1.3%
松洞1.3%
笙堂1.3%
餉道1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはひどく人の耳目を聳動しょうどうした。尤もこれに驚かされたのは、ストロオガツセなる伯爵キルヒネツゲル家の邸の人々である。
私は今ここまで書いて来て、初代さんに私の手を差し伸べたい衝動しょうどうに強く動かされる。けれど、今はもう私ののべる手を受けてくれる手がない。
随分奇異な先生ぶりではあったろうが、何も当面を錯過するのでは無く、寸暇の遊心を聖道しょうどうに運んでいるのみであるから、とがめるべきにはならぬことだったろう。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ところで、釈尊はこの「涅槃さとり」の世界へ行く方法に、八つの道があると説いています。八正道しょうどうというのがそれです。正道とは正しい道です。かたよらぬ中正の道です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
案内の小童しょうどうは極く無造作に大小高下の墳塋ふんえいをば説明してれた。
仏法僧鳥 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
男体山を開いた勝道しょうどう上人は、山に登らんとする日の前夜
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
この中世紀めいた物語説は、いまでこそだれでも一笑に付するが、あの恐怖と秘異ひい感の最中には、冗談どころか、一部の人々によって大真面目に唱道しょうどうされたものである。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
榎本御杖みつえは、私が一時よく榎のことを書いて榎の杖に触れたことから、そして板垣小棠しょうどうは、東京根岸のさる家の板塀越しに海棠が美しく望まれた印象から名づけた。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
どんな強さ一方の武士だっても仇敵きゅうてきだってもこの人を見てはみが自然にわくであろうと思われる美しい少童しょうどうでおありになったから、女御も愛を覚えずにはいられなかった。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
緑簾石りょくれんせきもついている。そうじゃないこれはこけだ。〔いいですか。これは玻璃蛋白石です。温泉から沈澱したのです。晶洞しょうどうもあります。小さな石英の結晶けっしょうです。っておいでなさい。〕
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
だが、この前のF鉱山事件といい、この間の松洞しょうどう事件といい、某大国や警視庁は、あの兇行きょうこうを君がやったことはよく知っているのだぜ。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
十一月十八日 山口笙堂しょうどう、鹿野山住職就任祝賀会。華正楼。
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
燕王よろこんでいわく、敵必ず兵を分ちて之をまもらん、其の兵分れて勢弱きに乗じなば、如何いかく支えんや、と朱栄しゅえい劉江りゅうこうりて、軽騎を率いて、餉道しょうどうらしめ、又游騎ゆうきをして樵採しょうさいを妨げみださしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)