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こわらべ
ふりがな文庫
“こわらべ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小童
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小童
(逆引き)
そして、清盛の躍起も、大勢の気負いも、迷惑として振り切るように、かれは、
小童
(
こわらべ
)
ひとりに松明を振らせ、ただ一騎で、雨のやみへ馳せ消えた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遠くてよくはわからないが、年のころならまず十七、八歳、面長中肉江戸型の
美貌
(
びぼう
)
はまことに輝くばかりで、そばに控えた父先生の神宮清臣、ひとひざ下がって介添え役の
小童
(
こわらべ
)
。
右門捕物帖:17 へび使い小町
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
照り曇る月の夜ながら
小童
(
こわらべ
)
がたたく太鼓の冴えの
愛
(
かな
)
しさ
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
見れば、馬をひき、
狩衣
(
かりぎぬ
)
すがたで、供といえば、ただひとりの
小童
(
こわらべ
)
に、
松明
(
たいまつ
)
を持たせているだけだった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
父先生の神宮清臣と介添え役の
小童
(
こわらべ
)
はすぐに揚げられましたが、どうしたことか、式部小町の琴女だけは、流れたものか沈んだものか、いまだに行くえ不明であることがわかりましたものでしたから
右門捕物帖:17 へび使い小町
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
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