“こわらべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小童100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、清盛の躍起も、大勢の気負いも、迷惑として振り切るように、かれは、小童こわらべひとりに松明を振らせ、ただ一騎で、雨のやみへ馳せ消えた。
遠くてよくはわからないが、年のころならまず十七、八歳、面長中肉江戸型の美貌びぼうはまことに輝くばかりで、そばに控えた父先生の神宮清臣、ひとひざ下がって介添え役の小童こわらべ
照り曇る月の夜ながら小童こわらべがたたく太鼓の冴えのかなしさ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
見れば、馬をひき、狩衣かりぎぬすがたで、供といえば、ただひとりの小童こわらべに、松明たいまつを持たせているだけだった。
父先生の神宮清臣と介添え役の小童こわらべはすぐに揚げられましたが、どうしたことか、式部小町の琴女だけは、流れたものか沈んだものか、いまだに行くえ不明であることがわかりましたものでしたから