“松明”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たいまつ94.3%
まつ3.1%
あかり1.0%
たきまつ0.5%
まつのあかり0.5%
タイマツ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“松明”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語11.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.2%
文学 > 日本文学 > 戯曲3.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それが、大きな真赤な火で、提灯の光でもなく、電気燈の光でもなく、松明たいまつの光でもなく……えたいの知れない火の玉だ。
「しかたないさ。炎は松明たいまつを燃やし去ってゆく。人は現在と過去とに共に存在することはできないからね、クリストフ。」
せたる月の光と松明まつの光とは、岩の隈々くま/″\に濃き陰翳をかたちづくりて、深谷のかんをなせり。
さうしてそのまはりには仕丁たちが、手ん手に燃えさかる松明まつを執つて、煙が御縁の方へ靡くのを氣にしながら、仔細らしく控へて居ります。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
(蓮如行きかける。供の竹原の幸子坊後より続く。蓮如、幸子坊の持った松明あかりに目をつけ)
取返し物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
屋根の下から人影が出て、丘の草庵を仰いでいる。そこに住んでいる百姓のおやじであった。沢庵はその影へ向って松明あかりと竹筒の水を用意してすぐ来いと吩咐いいつけた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弟が用意して呉れた僅な松明たきまつの灯を掲げて、女は洞穴の中へ入って行った。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
昔ながらの松明まつのあかり覚束おぼつかなき光に見廻はせば、寡婦やもめらしの何十年に屋根は漏り、壁は破れて、幼くてわが引き取られたる頃に思ひらぶれば、いたく頽廃たいはいの色をぞ示す、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
イヨイヨ時刻到来シテ、松明タイマツノ火ニ西風来ツテ吹キカケ余多アマタ伽藍ガラン一宇イチウモ残ラズ、夜昼三日、黒雲トナツテ焼ケ終ンヌ……。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)