“あかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.7%
燈火29.2%
9.7%
灯火7.2%
6.8%
火光1.9%
燈光1.9%
燈明1.0%
1.0%
光明0.9%
灯明0.6%
行燈0.6%
電灯0.4%
光線0.3%
灯光0.3%
照明0.3%
燭光0.2%
0.2%
提灯0.2%
燭火0.2%
掲燈0.2%
松明0.2%
0.2%
電燈0.2%
提燈0.1%
0.1%
提電灯0.1%
明光0.1%
明灯0.1%
明白0.1%
橙火0.1%
油灯火0.1%
洋燈0.1%
火影0.1%
火灯0.1%
灯影0.1%
灯花0.1%
炬火0.1%
点火0.1%
燈台0.1%
燈灯0.1%
0.1%
軒燈0.1%
門燈0.1%
電気0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ジョバンニは、せわしくいろいろのことを考えながら、さまざまのや木ので、すっかりきれいにられた街を通って行きました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
のわかるまで私の白い燈火を見せましょう。路がわかっても、声を出さないで下さい。上へ行き着いた時にも呼ばないで下さい」
大月氏は黙って頷くと、そのまま草を踏付けるようにしながら、小さなをたよりに山肌を下りて行った。が、やがてふと立止った。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
下に階梯降口があるのを見ると、灯火が障子へさして座敷がありそうに思いましたから、手灯を吹消して階梯段を降りて参りまして
寄宿舎の窓は皆雨戸が締まっていて、小使部屋だけ障子にがさしている。足音は僕の部屋に這入った。あちこち歩く様子である。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
此方では襖へピッタリ身を寄せてして見ますると、橋の傍にいて居ますランプ灯の火光ばかりで有りますけれども其の姿が見えます。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「天麩羅二つ。」と吩附てやつてドシリと胡坐をかくと、不取敢急がしく足袋を穿き代へて、古いのを床の間の隅ツこの、燈光の屆かぬ暗い所へ投出した。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
っては消し擦っては消し、ようようけたる提灯の燈明せば、煉瓦の塀と土蔵の壁との間なる細き小路に、れたる婦人俯伏になりて脾腹
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
晩になって竇は、を消して、また彼の夢のことを思ったが、夢の国の路は遠くていくことができなかった。竇はただ悔み歎くのみであった。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
わが王妃、わが夢、わが欲望! ウスナの家がわしに対してあの苦いにがい罪を犯さなかった前には、おお、婦人の中のよ、わしが自分の夢をお前の顔の光明に照らした時
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
しかし、その室は夜更に便所へ往来する奥のために灯明を燭すところで、何人もいる人はないし、無論奥であるから男などの一杯機嫌でやって来て踊ると云うようなこともない。
猫の踊 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
、こうして今、懸命に写しておるので手が離せぬ。……アア行燈もまだいていないの。の用意はわしがするから、さがして来い、鷹を探して来い
夕顔の門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
艇がしばらく進むうちに、潜航の電鈴が鳴り、検圧計に赤い電灯が点いた。そして機械全体が呻吟したようなりを立てると、同時に、足もとの水槽に入り込む水の音が、ガバガバと響いた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
南向の障子に光線をうけた部屋は、家内や子供の居るところである。末の子供はおと言って、これは私の母の名をつけたのだが、その誕生を済ましたばかりの娘が、炬燵へ寄せて、寝かしてあった。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼女は、だんだん、灯光に遠い、横手の方へ、塀についてまわって行った。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
提灯の照明ではハッキリ解らなかったが、ちょっといて直ぐ返すと
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
私は遠退いてゆく燭光をじつと見まもつてゐた。彼は極めて靜かに廊下をり、出來るだけ音をたてないやうに階段室のを開けて後をした。それで燈火の最後の光も消えてしまつた。
喪服の色ではあるが濃淡の重なりのな源氏の姿が雪のでよく見えるのを、寝ながらのぞいていた夫人はこの姿を見ることもな日になったらと思うと悲しかった。
源氏物語:20 朝顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「や、森啓之助殿——」と輪をくずして後ろを見ると、啓之助と一緒にきた竹屋三位卿、七、八間離れた所に、お久良の持ち添える提灯をうけて立っている。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長い/\プラツトフオームに数限りなき掲燈が昼の如く輝き初めた時、三人を乗せた列車が緩やかにぎ出して、秋の夜のを北に一路、刻一刻東京を遠ざかつて行く。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
沢庵はその影へ向って松明と竹筒の水を用意してすぐ来いと吩咐けた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
提燈のが小さくなるばかりであります。
嵐の夜 (新字新仮名) / 小川未明(著)
よべの電燈をそのまゝに、 ひさげのこりし桃の
文語詩稿 五十篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
三つの提燈はしきりに揺れ、しきりに明滅する。夕方、比叡のうえに見えた笠雲はもういっぱいに洛内の天へ黒々とひろがって、夜半には何に変じるか、怖ろしい形相をしている夜空だった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
突然、二人の後ろへ、沢庵坊の声と提燈の影がさした。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これより後、大后したまはむとして、御綱栢を採りに、木の國に幸でましし間に、天皇、八田若郎女ひましき。
また天皇、長谷の百枝槻の下にましまして、豐のきこしめしし時に、伊勢の國の三重の大御盞を捧げて獻りき。ここにその百枝槻の葉落ちて、大御盞に浮びき。
夫々の手に提電灯の用意をすると、家内の者の眼を盗みながらカビ臭い土蔵脇の忍口から、颯つとばかりに荒波の中へ跳び込むやうに身を交して走り出た。
冬物語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
見て居ると、其しい明光が、さす息引く息であるかの様にびたり縮んだりする。其明りの中から時々の様ながぴかりとる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
夜半ではあるし、喧嘩でも通るような跫音に、大戸をしていた商家のりやき窓が、方々で開いて、明灯が洩れた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
直ぐにも打縛りでもするように、お前、真剣になって、明白を立てる立てるッて言わあ。勿論、何だ、御用だなんてかしたには威しましたさ、そりゃ発奮というもんだ。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それに高い葭簾で家をかこうということが、一層屋内を暗くする。私は娘達を残して置いて、りで町へ出てみた。チラチラ雪の中で橙火く頃だった。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
たったひとつ、ぼんやりいている、油灯火の光りで見ると荒木の床に、畳が三畳並べてあって、その上に唐草蒲団を、柏にしてごろりと横になっている。それが、軽業お初の、われのすがただ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
細い燈火の影をと見詰めていると、は動かないで風の音だけがしく雨戸に当った。ひゅうひゅうと樹木の鳴るなかに、夫婦は静かな洋燈を間に置いて、しばらくっていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其処火灯で、夜眼にも、今宵は、紅をさした脣をだらしなく開けて、此方をくようにして笑っているのが分る、私は外套の胸を、女の胸に押付けるようにして
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
灯影んだ傷口の底まで届き、淡紅色の頸動脈はありありと眼に見えるほど、露出していた。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
広小路に早い灯花がちらほら点いて、かさこそと桜落葉が鳴り、東叡山の鐘が鳴ったが、立つ客とてはひとりもなかった。
寄席行灯 (新字新仮名) / 正岡容(著)
アルライはニナール姫の小さな叫びをきゝつけて、すぐに戸を開けて、炬火をつけました。けれども、ニナール姫はすばやく、の方の壁にピタリと身を押し付けましたから、見付かりませんでした。
ラマ塔の秘密 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
間もなく方丈では主客うちくつろいでの四方山の話がはじまった。点火もわざと暗くした風情の中に、おのおのについた。いずれも草庵相応な黒漆を塗った折敷である。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
老侍女「はい」(老侍女は何の事とも判らず阿弥陀仏に一礼し燈台を式部の机に備え、それから斎を用意し隣へ持って行く。日はとっぷり暮れ、鉦磬と虫の声、式部は静かに筆を走らす。)
或る秋の紫式部 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
領主 書面にて申條ったり、情事顛末死去報告また貧窮なる藥種屋より毒藥買求めてそれを持參し、此處なるにて自殺なさん底意まで、明白相成ったわ。
便所の窓を明けると、夕方の門燈が薄明るくついていて、むかし信州の山で見たしゃくなげのい花のようで、とても美しかった。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
饗宴のをはりしあとの静かさに時計を聴きぬ電気さやけく
林檎のうた (新字旧仮名) / 片山広子(著)