“貧窮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひんきゅう70.6%
ひんきう17.6%
ひんきゆう5.9%
マチ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この大学生は東京とうきょうに在学中、その郷里の家が破産をして、そのめ学資の仕送りも出来ないようなわけになって、大変困る貧窮ひんきゅうなことになった。
白い光と上野の鐘 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
連歸つれかへりしかど我が家は貧窮ひんきうにして九尺間口まぐち煙草店たばこみせゆゑべつに此方へと言所いふところもなく夫婦諸共ふうふもろとも吉之助をいたはると雖もよるの物さへ三布蒲團みのぶとん一を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
貧窮ひんきゆう友人いうじん扶助たすけあたへぬのをはぢとしてゐたとか、愉快ゆくわい行軍かうぐんや、戰爭せんさうなどのつたこと、面白おもしろ人間にんげん面白おもしろ婦人ふじんつたこと、また高加索カフカズところじつ土地とち
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
富みの国であるが故に、貧窮マチを司る事も出来たのが、わたつみの神の威力であつた。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)